166号【2003年2月発行】
金沢 和子の日本共産党市議会報告

くらし、子育て、介護
笑顔があふれる船橋市をめざして

金沢 和子略歴
千葉県千葉市出身。駒沢大学仏教学部仏教学科卒業。97年6月の補欠選挙で初当選、現在2期目。船橋市夏見在住。33歳。家族は夫、息子一人。趣味は音楽鑑賞とカラオケ。

生活相談を担当する地域
夏見・夏見台、米ヶ崎町、市場、東町、金杉・金杉台、緑台、高根町、南三咲1〜3丁目(いづみハイツ除く)、三咲1丁目、二和東1〜2丁目、行田、行田町、前貝塚町
連絡先 夏見1-13-32-70 電話(422)5278

「公立保育園なら安心」
保護者の信頼に応える保育を


 現在、保育園では、入所児童を定員よりも25%多く受け入れています。しかし、受け入れる側の職員数は増やされず、年度途中から臨時職員を採用して対応しています。
 このため、入所児童数が増えるたびに、保育士は、新入所児とその保護者への対応、子どもが増えるほど大変になる安全管理、さらに、臨時職員を含めた新しい職員体制づくりをして保育内容を検討します。職員体制は、保育内容に直接関わるので、年度途中からの職員体制の変更は、保育士にとって大きな負担となっています。
  
 採用される臨時職員の中には、保育経験のない方もいるため、未経験者は、経験をつんだ職員と共に仕事ができる、乳児のクラスへ配置されます。
 しかし、乳児は、具合が悪くても自分で意思表示できず、しかも、病状が急激に変化するため、乳児のわずかな変化も見逃さない観察力や、とっさの判断と適切な処置ができる、経験のある、観察力が確かな職員がもとめられます。
 未経験者を乳児に配置するなら、職員の複数配置はもちろん、十分な安全性を確保する必要がありますが、臨時職員には、研修制度などは設けられていませんでした。
 今回の質問に対し、船橋市は、未経験者への指導については、主任保育士を中心とした、指導の標準化、統一化を進めることを明らかにしました。

 年度当初から、必要な保育士を正規職員で確保すれば、職員体制の急激な変化を防ぎ、保育水準を維持・向上しやすい環境がつくれるし、未経験者とその担当者の負担を軽減することが可能です。
 保護者にとって公立保育園を選択する一番の理由は、公的責任において、
保育水準が確保されているところにあります。「安心して預けられる」保育水準の維持のために、今後も保護者のみなさんと力を尽くします。