2003年12月22日 553号
●介護保険の施設整備を急げ!

 「老人保健施設が長期間入所できず施設を転々としている」 「寝たきりで退院しても行くところがない」 という声があちこちで聞かれます。 船橋市は特別養護老人ホームの入所待機者が10月1日現在897人にもなって、 施設の不足は本人や家族をも悲惨な状況に追い込んでいます。 日本共産党は介護保険を運営する市が基盤整備に責任をもち、 施設整備の拡充に取り組むよう強く求めました。
 介護保険の入所施設は特別養護老人ホーム、 老人保健施設、 介護病棟の3種類があり、 船橋市内の整備状況と利用実態、 整備目標は表の通りです。
  19年度の
整備目標
11月現在の
既設数
今年度上期
介護保険利用数
来年度
整備予定
特別養護
老人ホーム
1363床 965床
(13施設)
835床 1施設70床
+増築48床
老人保健
施設
981床 981床
(11施設)
730床 なし
介護病棟 285床 29床
(3施設))
165床 なし

 特別養護老人ホームと老人保健施設の既設数が利用数より上回っているのは、 市外からの利用者がいるためで、 介護病棟は市外の施設を利用しているため利用者数が既設数を上回っています。
 答弁にたった福祉サービス部長からは、 整備目標未達成の特別養護老人ホームが来年度70床の施設1箇所と既設の施設の増床で48床整備されることが示されましたが、 老健施設や介護病棟については予定がないこともわかりました。 また、 長期入所できない老健施設については改善に取り組むこと、 介護病棟は鎌ヶ谷市に524床あるので広域的に活用してほしいと答えました。
 特養ホームや老健施設の目標数は整備されても待機者解消には程遠く、 介護病棟の不足は介護だけでなく医療も必要としている一番困難を抱えた高齢者の受け入れる施設がないという問題です。 介護施設不足問題にもっと船橋市として真剣に取り組むべきです。


●議場に「日の丸」掲揚?!

 世界平和を求める意味から議場に 「日の丸」 掲揚を願うとの陳情が、 自民党・保守会派と公明党の多数により採択されました。
 日本共産党は、 「日の丸」 は侵略戦争のシンボルとして使われたもので世界平和を求めるにはふさわしくないこと、 また多様な考え方がある議場に特定の価値観を持ち込むことは許されないことなどを主張し反対しました。
 引き続き、 議場に 「日の丸」 掲揚をさせないために力を尽くします。


●子どもたちの学校が危険いっぱいでは困ります

 11月14日、 大穴北小学校5階のモルタル壁がはく離し、 落下しました。 昇降口の真上にあたる部分の大きなはく離であり、 児童が下にでもいたら大変な事故につながりました。
 船橋市は、 昭和40〜50年代に建築された校舎が多く、 20年以上経過する中で老朽化が進んでいます。 各学校から市にあがってくる営繕調査でも 「ベランダの壁に亀裂」 「トイレの臭気がひどい」 「雨漏りがする」 「窓の開閉ができない」 等々、 さまざまな改修要望が出されています。
 しかし、 市は財政難を言い訳にして改修予算を削減し、 学校の要望にも応えられていない状況です。 また現在、 各学校がどの程度老朽化しているのかを判断できる資料すらありません。
 日本共産党市議団は、 計画的に校舎の改修を行うことをこれまでも提案してきましたが、 今議会では専門家を各学校に入れて調査を行い、 しっかりとした資料を作成し、 それに基づいた改修計画を立てて工事を行うことを提案しました。 これに対し、 市教委からは 「専門家に依頼し学校個々のカルテをつくりながら改修工事を行ってゆく」 との答弁がありました。

 修繕業務は地域の零細登録業者に

 小中学校における施設修繕予算は毎年3億円程組まれています。 そして市では、 地域経済活性化のために零細業者でもできる仕事は地域の零細登録業者に発注するよう、 各所属長に依頼しています。
 しかし、 学校関係の修繕業務実績では、 平成14年度46件、 約240万円が零細業者に発注されただけです。 きびしい経済状況が続いていますので、 地域経済活性化の一環として学校の修繕は地域の零細登録業者へ発注するよう求めました。
 市教委からは 「発注の増大を各学校長にお願いしているが、 スムーズに動いていない。 登録業者に書類関係のルールや品質の確保などを説明しながら発注の増大に努力する」 との答弁がありました。
 子ども達の心身が健全に発達できる教育環境整備に向け、 これからも全力を尽くします。


●開かずの京成踏切の高架工事
 =来年12月に上り線開通


 京成線の高架事業は、 船橋競馬場〜海神駅間およそ2.5kmの区間を高架にするもので、 16ヵ所の踏切が除去されます。
 現在の進行状況は、 用地取得は99%終了、 工事は75%完了。
 高架線を走るのは、 平成16年12月に上り線が、 平成18年度には下り線が開通予定です。 沿道の整備など事業全体の完成は平成20年度の見込みです。


◆知っ得コーナー
自動車教習所の送迎バスを活用しての 「相乗り」 サービスが試行


 2004年度新規事業として表題の事業が4月1日からスタートします。 概要は市内4つの自動車教習所 (<1> 船橋自動車学校 <2> 船橋中央自動車学校 <3> 津田沼自動車教習所 <4> 船橋第一自動車教習所) の送迎バスを利用して、 事前に登録された65歳以上の高齢者が、 自動車学校の送迎コースでの乗降を無料でできるようするものです。 あくまでも自動車学校の送迎コース上での利用ですから、 地域の要望と合致するものばかりとはなっていません。 コースについては市の総合交通課 (047−436−2085) にお問い合わせ下さい。
 日本共産党は交通不便地域の要望に沿って、 市が責任をもってバス路線を開通することを求めてきました。