2007年11月5日 No.652

●政務調査費「月額8万円を15万円に」!?●

透明性の改善なく 増額を要求

  10月19日、 船橋市議会 「会派代表者会議」 が開かれ、 市政会会派代表から、 現在月額8万円の政務調査費を 「月額15万円に増額する予算を要求すべき」 との提案がされ、 民主党会派代表からも 「月額10万円への増額」 が提案されました。
  この二会派による政務調査費増額の提案にたいし、 日本共産党は 「政務調査費の使い方について住民監査請求が出され、 市の監査委員会からも5人の議員の使い方に違法・不当があると指摘され返還が求められた。 政務調査費の使用として市に提出されている領収書の内訳等ももっと明確にし、 使用内容に透明性を持たせる改善が市民から求められている。 このような改善もしないまま増額の予算要求をすることは市民の理解を得られない」 と反対しました。
  反対したのは日本共産党と市民社会ネットの代表だけで、 他の会派代表は政務調査費を月額15万円に引き上げることに賛成し、 議長が 「市に打診する」 としました。

※「政務調査費」 とは…
議員の調査研究活動のために必要な経費として、 現在船橋市では議員1人あたり月額8万円が支給されている。

議会では 「増額」、市民には 「廃止」 民主党会派の二枚舌

 民主党会派の二枚舌 民主党会派所属の島田たいぞう議員が発行する 「いきいきふれあいレポート」 ビラでは、 「政務調査費の廃止を提案する」 と市民に広報しています。 しかし市民の目が届かない議会内では民主党会派が 「政務調査費の増額」 を提案しています。
  日本共産党の会派代表は、 このような民主党会派の態度は 「市民を騙し、 愚弄していると言わざるを得ない」 と、 民主党会派代表をきびしく批判しました。 みなさんはどのように思いますか。



●やはり高くなる 後期高齢者医療保険料●

年額保険料は 7万6500円(厚生年金208万円受給者

 千葉県後期高齢者医療広域連合は、 10月18日 「後期高齢者医療に関する条例 (案)」 の骨子を発表しました。
  それによると08、 09年度 (H 20、 21) の保険料案は所得割7・12%、 均等割3万7400円で、 平均的な所得(厚生年金208万円受給者のケース)の人で年額7万6500円に。
  船橋市の国民健康保険料と比較すると (表を参照)、 世帯所得によって7割、 5割、 2割の軽減制度があってもなお、 年金収入220万円以下の人には国民健康保険料よりも値上がりとなってしまいます。

後期高齢者医療保険と船橋市国保料との比較 (日本共産党船橋市議団の試算)
年金収入(年額)
後期高齢者
医療保険料
(年額)
船橋市の国民
健康保険料
(年額)
増額分
(年額)
年金収入79万円
一人暮らし
11200円
8780円
2420円
年金収入208万円
一人暮らし
76500円
72160円
4340円
年金収入79万円
国保加入子ども
(所得390万円)と同居
37400円
(世帯保険料は
422290円)
本人分21950円
15450円
年金収入79万円
被害者保険子ども
(所得390万円)と同居
18700円
0円
18700円
一人暮らし
年金収入 153万円未満
11200円
8780円
2420円
同 160万円未満
16200円
15170円
1030円
同 180万円未満
49100円
46600円
2500円
同 200万円未満
63300円
64860円
▲1560円
同 220万円未満
85100円
83120円
1980円
同 240万円未満
99300円
101380円
▲2080円
同 300万円未満
142000円
156160円
▲14160円
※被用者保険(政府官掌健康保険、組合健保、共済組合などの国民健康保険以外の保険)

葬祭費も半分に

 また、 加入者が死亡した時に支払われる葬祭費は5万円で、 船橋市の国民健康保険では10万円の支給ですから、 75歳をすぎると葬祭費まで減らされることになります。
  この他、 これまで高齢者には発行されなかった 「資格証明書」 (滞納者の保険証をとりあげて発行し、 医療費は全額自己負担) が、 後期高齢者医療保険では発行されることになります。

後期高齢者医療制度を 中止させよう

 後期高齢者医療制度は、 自公政権が強行した医療改悪法で、 75歳以上の高齢者に際限のない負担増や差別医療を押し付けるもので、 来年4月から実施することになっています。
  与党は負担増に対する批判を受け、 被用者保険に加入する子どもの扶養となっている高齢者の保険料徴収を半年間繰り延べることで合意しましたが、 対象者はわずかで、 半年後には徴収が始まります。
  また、 70歳以上の医療費の1割から2割への負担増も 「1年間実施を凍結」 といわれていますが、 やがては負担増です。
  批判をかわすための見直しではなく 「後期高齢者医療制度」 は中止し、 改悪された医療制度をもとにもどさせましょう。