2011年6月20日 No.744

◆震災からの復興・原発事故への対応に全力を!

震災復旧費や保育園耐震化の補正予算などを質疑

将来に生かす震災総括を

 船橋市は先日、3月11日の震災についての中間報告をだしました。しかし、震災時の行政の対応がどうだったのかの総括がありません。現市政には今回の震災の経験を将来に教訓として残す義務があります。船橋市として震災の総括をどう行うのかただしました。
 副市長は「記録をまとめ工夫して提示する」と答えました。

(※)千葉県は、国の制度の対象にならない被災家屋に対し、県独自の液状化被害支援策として、住宅の解体や地盤復旧、半壊補修に対して100万円を上限に補助する計画です。

深刻な被害の海浜公園

 ふなばし海浜公園の流水プールでは液状化で大きな被害が出ました。しかし、計画されている復旧は流水プールを除いています。質疑で船橋市は、流水プールは地盤改良を行うと多額の費用がかかるため、廃止も含め今後について検討していることを明らかにしました。
 海浜公園のプールは昨年も11万6000人が利用し多くの子どもたち市民に親しまれています。これまでも大穴市民プールが老朽化で廃止となり、海浜公園プールが使えなくなると市内の屋外プールは運動公園プール1か所だけです。今後の計画について市民の声を十分反映させるよう求めました。

二和保育園の耐震化

 IS値0・29の二和保育園の耐震化費用が提案されました。ようやくIS値0・3未満の市立保育園4園の全てが耐震化されますが、IS値0・6未満の耐震化工事が必要な保育園が14か所あり、2015年度(H27年度)までに整備する計画です。
 2015年度を待たず前倒しで耐震化するよう求めました。市は「仮設の用地確保などできるところからやりたい」と答えました。 また、今月6月1日現在待機児
は584人も出ています。耐震化工事に合わせ定員を増やすことを求めました。「二和保育園は定員増できないが待機を減らすため年齢別定員構成を変える、今後の建て替えでは、できる限り定員を確保したい」と答えました。

 

放射能汚染から子どものたちの健康をどう守るのか


 福島第一原発の事故が深刻さを増す中で、市は6 月3 日と4 日、市内11地点の土壌と大気の測定を専門業者により実施し、空間線量率を公表しました。(表参照)
 このように空間の放射線汚染状況が明らかになる中で、「市民の健康を守る対策に市はどう取り組むのか」を質しました。

問 調査箇所を増やして、今回のような調査を実施し、結果を市民に公表すること。
答 福島原発から205キロ範囲と一番近い小室地区で少し高い値が出ている。小室小・中学校、小室保育園、小室公園で週一回の線量調査を続ける。

問 放射線量の高い保育園の砂場の砂を汚染されていない砂に入れかえ、測定を定期化すること。
答 保育園の砂場の砂は補充する。そのうえでの線量測定結果を見て検討する。砂場に水が溜まらない工夫はしたい。

問 学校プール指導も始まるので、早急に放射物質調査をすること。
答 プールには県水道水を注水しているが、この水は放射線セシウム、放射線ヨウ素、共に不検出であり、安全な水である。通常のプール指導はできる。測定を行うことは考えていない。

 終息するまで長期間を要する放射能汚染問題であり、今後もしっかり取り組みを強めてまいります。

測定結果一覧表