2011年11月21日 No.758

◆くらし破壊のTPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加は国民のくらしを破壊する暴挙!

船橋市議会
12月議会がはじまります


待機者を解消する介護保険計画へ

 船橋市議会第4回定例会が下記の日程で開会されます。
 市長からは、小中学校の耐震設計、海浜公園の震災復旧、京成海神駅エレベーターの整備補助の補正予算などが提案されます。
 日本共産党市議団はこれらに対する質疑をおこなうとともに、市政の様々な問題について一般質問をおこないます。また国政の焦点となっている4つの問題について意見書を提案し可決をめざします。

日本共産党市議団が提案する意見書

<日本共産党市議団が提案する意見書>
・TPP交渉参加に向けた関係国との協議の中止を求める意見書
・社会保障・税一体改革及び消費税増税撤回に関する意見書
・受診時定額負担制度導入に反対する意見書
・普天間基地の辺野古への移設に反対し無条件撤去を求める意見書

船橋市議会 第4回定例会の審議日程

11月21日(月) 開会 (議員名の後の数字は質問順番)
11月29日(火) 議案質疑 渡辺ゆう子議員
11月30日(水) 一般質問 石川敏宏議員(5)
TPP、海老川上流開発、市営住宅、新京成三咲・高根木戸無人化問題など
12月 1日(木) 一般質問 中沢学議員(4)
医療費減免制度、地産地消エネルギー、消防・防災体制など
12月 2日(金) 一般質問 岩井友子議員(7)
保育園、特養ホーム、二和川水害対策、木下街道の自転車通行など
12月 5日(月) 一般質問 関根和子議員(8)
放射能汚染対策、福祉タクシー券、国保不正請求問題など
12月 6日(火) 一般質問 佐藤重雄議員(3)
住宅リフォーム助成、介護保険、旭ガラス跡地問題など
12月 8日(木) 常任委員会
12月12日(月) 予算委員会
12月15日(木) 最終日 採決

法律相談

 

2010年度決算
「国保料大幅値上げなど住民福祉に反する決算」
として反対


 11月8日~11日、2010年度の決算委員会が開催されました。
 2010年度予算では、国民健康保険料の大幅引き上げで12億円の負担増を強行、はり・灸・マッサージ等助成事業、敬老行事の対象者を減らすなどで高齢者福祉は2億1千万円を削減しました。決算での社会福祉費の予算執行率は8 9・7 %、予算で福祉を削り、支出においてさらに福祉を抑制したお金の使い方になっています。決算委員会ではこのような見せかけの予算編成で福祉費を余らせるやり方は適正ではないと指摘しました。

国保料引き上げは必要なかった

 2010年度予算では、国民健康保険料を一人当たり9500円引き上げました。しかし決算では10億円近くを余らせ、国民健康保険の積立金は7億9千万円もあります。保険料の引き上げなしで十分に運営できたことになり、大幅な引き上げの不当さが明らかになりました。

学校耐震化目標達成には7名の技術者が必要

 市内小・中学校校舎、体育館の耐震化率は2010年度末で49.8%、全県で下から2番目です。遅れの原因は「マンパワー(人員)が足りない」ことを市は認めています。この問題をとりあげる中で、H27年度までに各小・中学校施設の耐震化(IS値0.7以上)をすべて達成するには、建築などの技術職7名を増やす必要があり、増員を検討することの答弁がありました。

 市民の負担を増やし、福祉サービスを低下させたことは、自治体の責務に反するものです。その一方で東葉高速鉄道への10億円もの支援など義務のない負担や、新たなむだ遣いにつながる海老川上流の開発推進は許されません。
年度途中に予定外の39億円の交付税収入があったにもかかわらず、保育園・特別養護老人ホームの待機解消や学校耐震化に活用してこなかったことなど、切実な市民要求に応えていない2010年度決算を日本共産党は「不認定」としました。