2006年3月22日
予算特別委員長 滝口 宏 様
                                   提出者 石川敏宏
                                   賛成者 伊藤昭博

     2006年度船橋市一般会計予算案に関する組み替え提案

 新年度の予算編成にあたって重視すべき点の第1は、今年度、船橋市は2人の小学生が交通事故で命を落とすという取り返しの付かない事態をまねいてしまったことである。市民の安全を守ることが最大に任務である自治体として新年度の予算編成にあたっては子どもを交通事故から守ることをなにより重点にすべきである。
 第2として、小泉「構造改革」が引き起こした格差社会、貧困の広がりから市民生活を守る対策である。庶民増税、社会保障改悪、不安定雇用の拡大で市民の暮らしはさらに悪化している。新年度も高齢者は増税とそれに連動した国民健康保険料などの値上げ、介護保険制度の改悪による負担増とサービス低下がすすめられ、障害者自立支援法で障害者と家族の負担増が行われる。労働条件が悪化する中、子育て世代での経済的困窮が広がり、経済的支援や保育所や放課後ルームの需要が急速に高まっている。新年度予算はこうした市民の暮らしを支えることを重視した内容にするべきである。
 第3に無駄づかいはそのままに市民負担増と市民サービス切り捨てる財政健全化プランを中止し、庁舎土地借り上げ料や本庁丁目再開発補助金など不要不急の事業を見直し文字通り健全で効率的な財政運営に努めるべきである。
 第4に政府は市民を戦争協力に動員する国民保護計画策定を押しつけてきているが市民の暮らしと平和を守る憲法順守を貫き計画策定は行うべきでない。
 以上の観点から市長提案の予算についてその組み替えを提案する。