166号【2003年2月発行】
草野たかのりの日本共産党市議会報告

行動力と信頼
くらしと福祉第一の市民が元気な船橋に

草野たかのり略歴
1952年、福島県小野町生まれ。田村高校・中央大学経済学部卒業。千葉市立小・中で産休補助教員。千葉土建一般労働組合勤務。99年市議会議員初当選。現在1期目。環境経済常任委員。議会運営委員会副委員長。習志野台4丁目在住。50歳。

生活相談を担当する地域
習志野台(1丁目を除く)、西習志野(4丁目を除く)、新高根、高根台7丁目、芝山、坪井町の一部
連絡先 習志野台4-22-14-103 TEL(466)9954

12月議会で独自の
融資制度の創設を提案

 銀行の「貸し渋り・貸しはがし」が横行するなかで、融資を受けられない市内中小零細業者が増えています。船橋市も「独自の融資制度」をつくるべきだと、江戸川区の「景気対策特別資金融資(信用保証協会から保証を得られない企業に対しても、区が予算を計上し、債務保証をして融資する特別措置)」を例にとり、質問しました。
 しかし、市は「直接債務保証をするということは、融資先が返済不能になった場合、市の税金を投入することになる。財政状況から困難」として、制度の創設を拒否しました。

地域経済を守るために全力投入

 草野市議は、これまでの15回の定例市議会で14回質問に立ちました。その質問の多くは、地域経済を守るための振興策の実施を迫ってきたことです。
 市内業者への公共事業の発注額割合をふやしていくことや、融資返済の条件緩和策、高卒の就職希望者に対する援助、リフォーム助成制度の創設などです。
 この中で、融資制度については、融資期限が5年間だった運転資金を7年間に、7年間だった設備資金を10年間に延長させることができました。

働く者を泣かさないために

 地域経済の振興策を求めることが多い理由は、草野市議がかつて働いていた建設職人の組合のときにさかのぼります。タイル職人の方が、仕事が減ってきた、賃金・単価を切り下げられ、とうとう「廃業」に追い込まれてしまった。このような事態を目の当たりにし、まじめに働く者をなかせるような政治は許せないという信念からです。景気が回復しない中で、一年前には「不良債権の最終処理」という金融政策のもとで船橋信用金庫(ふなしん)が破綻に追いこまれました。
自民・公明の政治に期待できないいま、地域経済を守るための地方行政の役割はますます大きくなっています。
 ひきつづき大不況から船橋地域の経済の活性化を求め全力をあげていきます。