あの街この町 |
2006年12月号 No.180 |
東武野田線 現在は工場の閉鎖に伴う建物の解体工事と土壌汚染の除去作業が続き、大工場で若者達の夢をはぐくんだ駅も、今は夢の跡。真新しいシャネルの物流センターがランドマークにも見えますが、果たして、広大な敷地に未来の夢は広がるでしょうか。 |
■ 2005特別委員会での質疑 |
■ 市民との共同で実現! 11月8日に行われた05年度決算特別委員会で、市が行っている乳幼児医療費助成制度を、就学前まで拡充することが、市長の答弁で明らかになりました。 |
● 業者と癒着したゴミ行政 最終処分場で処理する焼却灰を減量するために導入されたのが潮見町にある「焼却灰再資源化施設」です。この施設は、年間6千tの焼却灰を透水性ブロック等に加工生成するリサイクル施設で、98年度に導入された18億3700万円の施設です。 日本共産党は、焼結炉の壁の崩落等によって工場の運転が停止し、04年度年間灰処理量が3千562tにとどまった件で、損害金を請求するよう昨年の決算委員会で提言しました。市は損害金を受け取っていましたが、損害金の積算根拠は処理できなかった2千438tに対してではなく、工場が停止した「17日間分」となっており、まったく説明がつかないものです。 また、05年度も4千334tの処理しかできなかったにもかかわらず、損害金の請求は考えていないとのことで、業者と癒着したゴミ行政と指摘せざるをえません。 |
後回しの施設の中には、東消防署、北消防署、三山分署、三咲分署が含まれています。また、船橋市消防局の入っている中央消防署合同庁舎は、耐震診断や補強設計まで終了し、97年に耐震補強設計まで終了していながら、補強工事も行われずに10年が経過。大地震の時は、消防署が危ないという深刻な事態です。 学校の校舎も、小学校では55校中52校、中学校では27校中25校が、耐震診断や補強工事の対象ですが、19年度末に、ようやく校舎の耐震診断が全部終了する見込みです。 しかし、体育館の耐震診断と補強工事は、77校のうち、終了しているのはわずか1校のみ。校舎はやるが体育館は後回しということでは、災害発生時の避難場所を確保することができなくなってしまいます。 いざというときに、消防が出場できない、体育館に避難するとかえって危ない、などというのでは、地方自治体の災害対策としてはあまりにもお粗末です。一日も早い改善が求められます。 |
保育も介護も自立支援も メニューはあっても使えない
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この10月から、障害者自立支援法が本格的に実施され、自立を破壊するような利用者負担の導入に、怒りの声が広がっています。 こうした国の制度改悪から、市民のくらしを守ることこそ、船橋市の役割ですが、市長にその姿勢はありません。 その結果、船橋市の福祉サービスは、市民にとって「メニューがあっても使えない」状況が生まれています。 |
●子どもが入所できるなら、なんでもいい? 「船橋市の待機児対策」 船橋市の保育園待機児数は、11月1日現在で458名にもなります。市は、待機児対策として、今年度新設するのは4園で、215名の定員増になると公表していますが、この中には、保育園ではない「認定子ども園」や、株式会社立保育園が含まれています。 |
●10倍の負担増「さざんか学園」の利用料 障害者自立支援法の制定に伴って、障害児が通園して療育訓練を受ける「さざんか学園」も10月から利用料が大幅値上げされました。 |
●緊急通報システムで介護する? 高齢者の介護では、介護保険を利用しても、高齢者の日常生活が補償できないという問題が起きています。 |
●「前原駅踏切が拡張されました」 |
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◆写真手前が成田街道「前原駅交差点」方面。 左側、白い建物が新京成・前原駅駅舎です。 |
日本共産党が行っているアンケートに、「前原駅の踏切が広がり、歩行者が安心して通行できるようになりました。ありがとうございました。」とコメントが寄せられました。 |
●自己負担が 月に54万円にもなる介護費用 10月2日号のミニにゅうすで、介護保険で使える限度額では必要なサービスがまかなえないという記事を掲載しました。この中で、必要なサービスを使うと月額90万円程度かかり介護保険から給付される最高限度額36万円だけでは不足で、差額の54万円を自己負担しなければならないことを取り上げました。ミニにゅうす読者の方から90万円の内訳を知りたいとの問い合わせがあったのでお答えします。
事業所によって加算があるのでおよそ90万円としました。 |
市長提案の条例には賛成しておきながら、市民から苦情が来れば泣き言をいう「議員」 地方自治体の本来の役割は、国の悪政から市民を守る「防波堤」の役割。しかし、現在の船橋市政は、国が決めたとおりの悪政を、市民に押し付ける有様。さらに、そんな国いいなりの市政を、正すどころか後押ししているのが、自由民主党・新風・緑清会・市清会の保守系議員。 |