2003年 8月 4日 542号
日本共産党 衆院千葉4区(船橋市)に津賀ゆき子氏

 日本共産党千葉県委員会は、この秋にも予想される総選挙に向け、千葉県内の衆院13選挙区の全候補者(予定)を発表しました。船橋市が選挙区となる千葉4区には、前船橋市議会議員で、党船橋市まちづくり委員長の津賀ゆき子氏を擁立します。

日本の政治をたて直し、平和と暮らしを守りましょう
 16年間、市議会で働かせていただき、大変お世話になりました。
 いま市内の商店からは「ずっと売れないままで、商売がいつまでもつのか」という悲鳴があがっています。高齢者からは「年金が減らされ、介護や国保の保険料は上がり、医療費も値上げで、これからどうなるのか、心配で、心配で」との声が聞かれます。
 小泉内閣は、こうした国民の声にこたえるどころか、さらに消費税の2ケタ増税など、国民いじめの政治を押しつけようとしています。これでは、ますます景気が冷え込んでしまいます。雇用対策や社会保障を充実させ、暮らしの不安をなくすことこそ、政治の責任です。
 また小泉内閣は、イラクの問題では、米軍支援のため戦地に自衛隊を派兵しようとしていますが、現地の声や人道的支援を望む国民の思いに逆行するものです。
 私は、平和を守り、国民のくらしを応援する政治を実現するため、全力でがんばります。
日本共産党船橋市まちづくり委員長 津賀ゆき子略歴
 ◎1948年2月14日、千葉県生まれ。55歳。
 ◎市立習志野高校卒、三番瀬を守る会役員、南浜診療所友の会副会長。
 ◎今年4月まで船橋市議会議員を4期(16年)つとめる。夫と2人暮らし。趣味は旅行、絵手紙。


●公共事業の談合疑惑で、入札を中止

市の公共下水道工事で
 すでにマスコミに発表された、船橋市の公共下水道工事(谷津幹線管渠築造工事、予定価格8億9千万円)の入札にあたって、「談合ですでに落札業者が決まっている」という情報が寄せられたことで、入札中止になった事件について、その後の報告をします。

31日に、入札書類を開封
 船橋市は、7月31日午前11時からこの入札で郵送されてきた書類を開封し、情報の信憑性をさらに確認しました。
 結果は情報の通り、決まっていると言われたJV(共同企業体)が一番安い金額を提示していました。
 寄せられた情報は、JVの構成メンバーの正確さに加えて、入札金額の上でも「落札業者が決まっている」ことを裏付けるものだったのです。
 この結果を受けて、船橋市は船橋警察署と公正取引委員会に通知するとしています。

それでも船橋市は、情報も公開しないし、疑惑の業者を再入札に参加させる?
 船橋市は、この工事を次の12月議会に提出したいので、10月をメドに再入札を行うよう準備したい、としています。
 ところが、ここで問題なのは、これだけの疑惑を生みだした参加業者に対して、再入札に「参加させない」と言わないことです。
 談合の判定や刑事罰が決まらないと、その判断はできないというのが理由のようですが、それなら、その判断が確定するまで入札を延期するか、そうでないなら、独自に判断してでも何らかのペナルティを課すべきです。そうしなければ、不正の「やり徳」ですし、「うまくいったら高値で落札できる」「失敗しても何度でも参加できる」ことになってしまいます。
 しかも市は、市民にはすべて終わってからしか知らせようとしていません。これでは市民よりも業者を保護し、市民の負担を小さくする努力は放棄する、ということになりませんか。


●高齢者の杖が支給されることをご存じですか?

 最近高齢者と話した際、杖を自分で購入しているという方が何人もいました。
 船橋市の「高齢者福祉ガイドブック」では「杖を差し上げます」の欄に「歩行が困難な高齢者の安全のため杖を支給します」と記されています。対象は65歳以上の方です。せっかく制度があっても市民に知られていないために制度が活用されていません。杖の価格は3000円もします。
 市は、今年から申請があった場合には、保健師が調査した上で支給するように「改正」し、これまでより支給本数を少なくするとしています。保健師の調査は支給本数を減らすことがねらいですが、一方では、歩行困難な高齢者の実態が見えるようになり、親切な対応になったという良い面も生まれているようです。
 65歳以上で杖が必要な方は是非この制度を活用しましょう。

相談は日本共産党議員または市高齢者福祉課

高齢者福祉課 TEL 436−2352