2004年 2月 9日 556号
●勇気ある告発を日本共産党が議会で取り上げ、
違法建築の是正に向かう
「船橋市が確認申請をおろしてしまった後に、 市は建築基準法に反していると気が付き、 建築主に対し是正を求めても、 建物が違法なまま完成してしまった、 こんな事は許せない」との告発が、 日本共産党の議員に寄せられました。
調査したところ、 告発の内容がほとんど正確であるだけでなく、 この建築主・利興建設(株)が船橋市の公共工事の請負契約中の業者であることも判明しました。 日本共産党はすぐに議会でことの真相を明らかにするよう求め、 その結果、 この調査が建設委員会に付託されました。 業者からは市と議長宛に謝罪文書と直ちに是正するとの回答が寄せられました。
是正状況を確認 建設委員会
(写真は、違法の4階部分撤去工事中の建物と、その調査をする建設委員会)
その後、 2月2日に建設委員会の現地調査が行われ、 4階部分の撤去など是正状況の確認がされました。
なぜこのような違法が発見されず工事が続行され続けたのか、 市や建築主、 設計者の責任が問われます。 違法と指摘された設計図面の日影図について、 設計者から市長に対し、「体調がすぐれなかった」「作図は手書き」だから「重大な誤りをおかしたかもしれない」などと、 専門家としては考えられない報告がなされていました。 この報告で、 建築指導に当たる市のチェック体制の甘さも明らかになりました。
利興建設(株)は、 今回の件で1月6日より2ヶ月間の指名停止処分となりました。 しかしすでに船橋市の大型公共工事も受注しており、 このような業者が市の請負工事をすることの是非も問われます。
今後も、 この建築物の是正工事を最後まで監視し、 二度とこのような問題の起こることのないように、 市の建築指導のありかたを改善していきます。
●米軍基地の島・沖縄から考える平和な世界と日本
'03日本平和大会in沖縄に参加して(2004.1.30〜2.1)
「基地は戦争を前提としている」「戦争とは人殺しのこと」―イラクで戦争を起こした米軍は、 この日本・沖縄の地からも軍隊を送り込みました。 いまだに戦闘状態が続くイラクでは、 米軍が占領を続け、 毎日のように罪のない多数の市民が犠牲になり、 イラク人の死者は1万人を超えました。 基地は人間を『殺人兵器』に変えてしまう所です。
アメリカは基地を世界中に配備して圧力をかける方針をとっています。 しかし世界は、 2度の世界大戦の悲惨な経験から「紛争解決のためには、 戦争でなく話し合いで」という『平和のルール』を国連で決め、 イラク戦争もついに認めませんでした。
『基地撤去運動』を広げ、 平和な世界をいっしょにつくろう
基地は平和をつくるものではない 新基地建設予定の辺野古では、「ジュゴンの海を守れ!」と、 7年間もいまだに測量のための杭一本打たせずにがんばっています。 市のど真ん中を基地『普天間飛行場』に取られている宜野湾市では、 市長が米軍や日本政府と交渉し、 約束通り返還するよう求める運動の先頭に立っています。
戦争反対・平和を求める運動をすすめるためには、 基地を撤去させるなどの具体的な行動とともに、 一人一人の平和を求める心が大切だということを、 平和大会に参加して実感しました。
イラク占領やイラク派兵に反対し、 武力でない復興支援を求める運動といっしょに、 世界中の基地をなくす運動に取り組みましょう。 (二和・H)
●政党助成金の廃止を
自民党の新井正則前衆議院議員が買収で逮捕、 議員辞職に追い込まれました。 驚いたのは買収資金に使われたのは国から支給された政党助成金だったことです。
政党助成金の制度は、 支持もしていない政党に税金という形で、「強制的に」献金させる制度であり、 憲法の定める思想・信条の自由に反するもので、 日本共産党は廃止を主張し、 一円も受けとっていません。
リストラや増税・医療費の負担増で痛みばかりを強いられる国民の苦しみをよそに、 政治腐敗の温床にもなりかねない政党助成金の制度をやめさせていこうではありませんか。
(総務省発表)
04年配分予定額 03年比 自民 156億2,900万円 1.5%増 民主 115億3,300万円 19.1%増 公明 29億9,000万円 2.0%増 社民 11億8,600万円 29.7%減 無所属の会 1億6,000万円 50.2%減 自由連合 2億3,000万円 33.5%減
◆知っ得コーナー
犬のフンでお困りの方へ
保健所ではフンの始末を呼びかけるプレートを無料で配布しています。また、相談にものってくれます。お問い合わせは、保健所衛生指導課 431−4191
犬のフンは飼い主が責任をもって始末しましょう。船橋市では条例で、マナーを守らない場合の罰則を定めています。