2004年 8月23日 567号
「暮らしに不安」が94パーセント
日本共産党船橋議員団の市政アンケートより
日本共産党船橋議員団がとりくんだ「市政アンケート」 へのご協力ありがとうございました。
アンケート用紙の配布枚数 11万枚に対し、 1072通のご回答をいただきました。 国の施策に対する意見や財政、 医療、 介護、 年金、 子育て、 教育、 道路整備などについて、 多岐にわたる773件の要望が具体的に文章で寄せられました。
これらの要望につきましては、 船橋市への 「来年度予算要望書」 に反映させ、 市長へ提出いたします。
このアンケートの集計結果は下表のとおりです。
さらに船橋市が進めている 「財政健全化プラン」 についての設問では、 「反対」 の上位5つが@国民健康保険料の引き上げ、 A介護保険利用料への助成金の削減、 B保育料の値上げ、 C母子父子家庭手当ての打ち切り、 D社会教育団体等の公民館使用の有料化となっており、 くらしがたいへんになっている現状が反映しています。
日本共産党船橋議員団は、 これらアンケートの回答にお寄せいただいたみなさんの声を議会活動にいかし、
要望実現にむけて奮闘する決意です。 ひきつづきご支援をお願いいたします。
■収入減が一番の不安
「暮らし」に関して | |
不安を感じる | 94% |
不安を感じない | 6% |
暮らしに不安を感じる上位5位(3項目選択) | |
収入減 | 1位 |
税金や公共料金の値上げ | 2位 |
病気 | 3位 |
介護 | 4位 |
防犯 | 5位 |
■家計負担の軽減と道路整備を
船橋市に特に力を入れて取り組んでほしいもの 5項目選択の上位10位(回答者1048人のうち) |
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国民健康保険料の引き下げ | 461人 | 1位 |
介護保険料の引き下げ | 379人 | 2位 |
歩道整備や生活道路の整備 | 376人 | 3位 |
公共料金の引き下げ | 372人 | 4位 |
防犯対策 | 297人 | 5位 |
高齢者在宅支援の拡充 | 260人 | 6位 |
特別養護老人ホームの建設 | 242人 | 7位 |
雇用拡大、不況対策 | 216人 | 8位 |
緑地保全 | 174人 | 9位 |
大気汚染の防止など公害対策の充実 | 152人 | 10位 |
馬込斎場を管理運営する四市(船橋市、八千代市、習志野市、鎌ヶ谷市)複合事務組合議会が開催
8月18日、 船橋市役所で平成15年度決算を審査する四市議会が開催されました。
質疑の中で第2斎場の建設計画の促進を求め進捗状況を聞きました。
日本共産党船橋市議団は四市議会のたびに第2斎場の用地選定の進捗を質してきましたが、 議会には4市の市長がそれぞれ参加しながらも各市とも具体的な動きが見えませんでした。 ようやく、 今議会、 四市組合の管理者である船橋市長から 「習志野市では候補地の協議を8月に行っていると聞いている、 八千代市では3月議会で第2斎場建設を基本計画に優先施策として位置づけると市長から表明され、 八千代市、 習志野市とも努力している」 ことが明らかにされました。 不足する前に建設されるよういっそうの努力を求めます。
増設しても 5年後には火葬炉不足
火葬件数が年々増加し、 12炉の火葬炉では足りなくなったため馬込斎場火葬炉の増設とそれに伴う遺族控え室の増築が行なわれています。
しかし、 来年3月、 新たに3炉増えても、 火葬件数の増加は続き2009年
(平成21) 年には火葬炉は足りなくなる見通しです。 亡くなってもすぐには火葬できず待たなければならなくなってしまいます。
(表参照)
四市組合では今回の増築工事が始まる以前から、 近い将来、 火葬炉が不足するので新たな火葬場の建設が必要だといわれてきましたが、 新たに作る候補地選定がすすんできませんでした。 船橋市では今回の増設工事に当たって地元の馬込町や旭町から 「これまでも渋滞など迷惑をうけてきた。 馬込斎場ばかりに火葬場の負担を負わせるのは納得できない」 という声があがり、 昨年9月、 船橋市議会として、 他の構成市である習志野市、 八千代市、 鎌ヶ谷市に対し第2斎場の用地を確保するよう求める意見書を送っています。
火葬場の運営は地方自治体の仕事であり、 本来各市が自前で設置し運営するのが基本です。 馬込斎場は四市で運営していますがそれぞれの市がもっと真剣に市民の火葬について責任を持つべきではないでしょうか。
●増築工事の概要 | |||
施 設 | 着工前 | 増減数 | 完成後 |
火 葬 炉 | 12炉 | 3炉増 | 15炉 |
式 場 | 5式場 | 1式場減 | 4式場 |
遺族控え室 | 8室 | 4増七 | 12室 |
収 骨 室 | 4室 | 2室増 | 6室 |
霊安室・保管庫 | 6体分 | 6体分 | 12体分 |
●必要火葬炉数推計 | |||
年度 | 火葬件数 | 必要火葬炉数 | 火葬炉数 |
2002(平成14) | 6398件 | 12炉 | 12炉 |
2003(平成15) | 6458件 | 12炉 | 12炉 |
2004(平成16) | 推計6732件 | 13炉 | 12炉 |
2005(平成17) | 推計7169件 | 13炉 | 15炉 |
2006(平成18) | 推計7481件 | 14炉 | 15炉 |
2007(平成19) | 推計7820件 | 15炉 | 15炉 |
2008(平成20) | 推計8246件 | 15炉 | 15炉 |
2009(平成21) | 推計8466件 | 16炉 | 15炉 |