2004年 11月8日 576号


■京成電鉄高架下利用−若者が集える施設づくりを

 10月22日船橋市議会建設委員会は、JR岐阜駅周辺整備事業について視察を行ないました。船橋市でも京成船橋駅周辺連続立体交差事業が進展し、平成16年11月27日より上り線が高架運転となり、下り線高架運転開始が平成19年3月予定と
なっていますので、今後は高架下の土地利用が課題です。このような時期に学んだJR岐阜駅高架下開発事業は大変参考になりました。

 JR岐阜駅高架下開発事業は鉄道高架事業で生み出された高架下空間のうち、駅区間延長約600m、3層使いで床面積61,000uを県・市・JR東海でそれぞれ開発区域を定め、各々の責任と負担で開発されました。

 岐阜市の高架下開発では、床面積約12,000uに図書館、体育施設、生涯学習センター、駐車場などが整備され、月6万人の利用者がいるとのことです。

 体育施設の中には壁面を利用して、クライミングウォールが設けられ、フリークライミングのトレーニングができるようになっていて多くの若者に利用されているようです。また、体操やエアロビクスなど多目的に使える体育室も設置されており、当日は高齢者の方たちがダンスを楽しんでいました。

 生涯学習センターの中には、大・中・小と3室の音楽スタジオがあり、若者たちがギターの練習演奏をしていました。また、パソコン教室も行なわれており、受講者はいつもいっぱいとのことです。

 京成船橋駅周辺高架下は延長2,470m、幅10mであり、JR岐阜駅高架下のような広い空間利用は不可能ですが、せめて船橋市内で不足している「若者が集える施設」づくりを検討したいものです。
 
 ぜひ、みなさんのご意見・ご希望をお寄せ下さい。

三番瀬のラムサール条約指定に向け、環境大臣に要望書提出

 10月29日、日本共産党は、丸山慎一県議と船橋市議団も参加し、三番瀬の2005年ラムサール条約指定に向け、環境大臣に要望書の提出し、懇談しました。その内容は、『「三番瀬の保全」で、国は主導的な役割を発揮すること。とりわけ、「ラムサール条約」の指定に向け、最大限の努力すること。』とし、環境省野生生物課が対応しました。

 環境省は、2005年ラムサール条約湿地登録に向け「検討会(専門家会議)」を2回開催していること、その中で三番瀬を重要な湿地として位置づけた議論がされているとの話がありました。また今後の重要な課題として、湿地の豊かな恵みを享受し「賢明な利用」を図るラムサール条約の趣旨を考えれば、登録要件の一つ「利害関係人との調整」は大切である旨の話がされました。来年4月頃には第3回の検討会が予定され、中央環境審議会への報告、国定鳥獣保護区の指定、ウガンダでのラムサール条約湿地登録と進められる予定です。
 
 日本共産党船橋議員団は、船橋市議会で「三番瀬の2005年ラムサール条約登録」が決議されたことや市長の公約に掲げられていることなど船橋市の姿勢を紹介しながら、国の取り組みを一層強めていくことを要請しました。今後も、三番瀬のラムサール条約湿地登録に向け、行政に働きかけていきます。

●新潟中越地震−ひきつづきご支援を! 
10月23日午後5時56分、新潟県中越地方を襲った震度7の地震によって40名(11月4日現在)の人命が喪われました。本震から13日間が経過をした11月4日も震度5の余震が発生するなど、今なおつづく余震のため、住民の方々は不安のまま、避難を余儀なくされる状況がつづいています。
 
 日本共産党は、長岡市、小千谷市、旧六日町に「救援センター」を設置し、活動を開始しました。豚汁サービスや避難所の住民を公営浴場までマイクロバスで送迎する活動です。いまこの「救援センター」の活動に行政がボランティアを派遣するなど、日本共産党と行政が一体となった活動となっています。11月2日からは、被災者と共に復旧の作業と気持ちを共有していこうと、ボランティアに「片付け隊」を組織し、家の片付け作業に入りました。
 
 日本共産党船橋議員団も、市民のみなさんへ支援のご協力を呼びかけさせていただいています。お寄せいただいた「支援募金」は、日本共産党新潟県委員会に届け、現地のみなさんの支援のために使わせていただいております。

●10月中の救援募金の取組状況は下記の通りです。ご協力ありがとうございました。

10/26夕 JR船橋駅北口 55,366円
10/29夕 東武線馬込沢駅 104,929円
10/29夕 JR津田沼駅北口 43,631円
10/30夕 JuJuきたなら 22,455円

●日本共産党の中越地震救援募金の送り先
  郵便振替口座 00600−2−2077 
  銀行振込口座 第四(ダイシ)銀行新潟駅前支店 普通預金 1999881
   ※口座名義は共に 日本共産党新潟県委員会
●ボランティアなどのお問い合わせは日本共産党船橋議員団まで。