2006年 1月 16日 NO.603
習志野自衛隊の初訓練
   
  ↓観客の上空を飛ぶヘリコプター
 1月8日(日)、自衛隊習志野演習場にて、陸上自衛隊第一空挺団の初訓練が実施されました。パラシュートの降下訓練こそ、上空が風速20メートルの強風だったということで中止されましたが、ヘリコプターや装甲車、戦車を使った地上戦闘訓練が行われました。
 ヘリコプターが装甲車を吊り下げ搬送し、地上部隊の隊員が演習場に降ろされた装甲車に乗り込み移動し、射撃するといった訓練。ヘリコプターから吊り提げられロープに身を委ねた隊員が銃器を身構え、敵陣を射る態勢で旋回する訓練。つぎつぎと構築された砲車陣地から、空砲が発射される訓練などが行われ、ズドーンと腹に響きわたる轟音を発していました。
 訓練後、額賀防衛庁長官は、整列させた自衛隊員を前に「テロや弾道ミサイルなど新たな脅威が増している」としながら、イラクにおける活動をあげて「国際的にも自衛隊の海外活動は信頼を得ている」とし、「防衛庁・自衛隊は来年度、第一空挺団をはじめ機動部隊を総結集する『中央即応集団』を新設する」と強調しました。
 いま米軍と自衛隊との共同した訓練が進行する中で、習志野自衛隊基地の設備や装備、部隊の強化もすすめられています。日本共産党は市民のみなさんの生命と安全を守るため、今後とも習志野自衛隊基地の監視を強め、自衛隊の活動に関する情報公開を政府・自衛隊にはかるよう船橋市に求めていきます。

市営住宅の増設は急務

 日本共産党が皆さんにお願いした市政要求アンケートに「収入が少なく民間借家では住み続けられない。市営・県営住宅に何回も申し込んだが、抽選ではずれてしまう」など、公共住宅の不足を訴える声が多数寄せられています。
 市は2002年度から10年間で550戸の市営住宅の供給計画を立てていますが、いまだに空き家住宅に20倍以上の申込が殺到するなど、公営住宅の不足は深刻です。
 日本共産党は、12月市議会で市営住宅の供給計画促進を求めました。市は本年4月の予定で「大穴南住宅40戸を民間より借り上げ住宅として」供給すると答えました。市営住宅政策では民間の借り上げ住宅で対応する方針です。日本共産党は引き続き市民要望の強い低家賃住宅の増設をめざします。

● 古くなった市営住宅の建て替えが始まる

 築後40年近く経過し、耐震基準や経年劣化が著しいことから、三山市営住宅が二期に分けて建て替えられることになり、移転先として都市機構前原団地内に59戸を新築することが決定されました。移転先となる建物は「1DK」の部屋が多く、夫婦世帯の場合でも「1DK」を利用することになります。「1DK」では訪問客や病気になった時に困り、せめて住居としては「2DK」が必要ではないかと質しました。市からは「広さは同じ。最低基準は満たされている」との答弁がされました。移転をせまられる住民の要望を聞いて部屋数など進めるべきと考えます。今後も市民要望を取り入れた住居建設を日本共産党は求めてまいります。

リーズ 憲法9条への思い
      日本国憲法への想い

 小学校6年生の時に担任から「主権在民」と「戦争放棄」と書かれている日本国憲法を学んだ。自民党は9条2項を「軍隊を保持する」と変えると発表した。侵略戦争を「アジア開放の戦争」としている靖国神社参拝を強行する小泉首相の姿勢をみるとまた戦争への道に踏み出すことが重なる。憲法をどきどきしながら学んだ想いを忘れない。
           市議会議員 石川敏宏