2006年 2月 13日 NO.604
■ 公民館使用料の改定と社会教育等登録団体の有料化
船橋市は昨年12月に公民館使用料等検討委員会がだした答申にそって、公民館使用料金の改訂と現在無料の社会教育等登録団体から料金を徴収することを計画しています。市議団で試算した使用料金は表の通りです。
公民館名 改 定 現 行(社教団体無料) 10u/3時間
(社教団体5割)全日
(社教団体5割)午前(3H) 午後(4H) よる(4H) 全日 東部
公民館講堂 3300 (1650) 13200 (6600) 3600 4800 7200 12000 第1集会室 600 (300) 2400 (1200) 500 700 1000 1700 実習室 900 (450) 3600 (1800) 1400 2400 3400 5800 夏見
公民館講堂 3600 (1800) 14400 (7200) 3600 4800 7200 12000 第1集会室 900 (450) 3600 (1800) 700 1000 1400 2400 実習室 1200 (600) 4800 (2400) 1400 2400 3400 5800 二和
公民館講堂 4200 (2100) 16800 (8400) 5400 7200 10800 18000 第1集会室 900 (450) 3600 (1800) 700 1000 1400 2400 実習室 1200 (600) 4800 (2400) 1400 2400 3400 5800 習志野台
公民館講堂 4500 (2250) 18000 (9000) 3600 4800 7200 12000 第1集会室 900 (450) 3600 (1800) 700 1000 1400 2400 実習室 1200 (600) 4800 (2400) 1400 2400 3400 5800 丸山
公民館講堂 2700 (1350) 10800 (5400) 3600 4800 7200 12000 第1集会室 900 (450) 3600 (1800) 700 1000 1400 2400 実習室 900 (450) 3600 (1800) 1400 2400 3400 5800 薬園台
公民館講堂 3000 (1500) 12000 (6000) 5400 7200 10800 18000 第1集会室 900 (450) 3600 (1800) 700 1000 1400 2400 実習室 1200 (600) 4800 (2400) 1400 2400 3400 5800 高根台
公民館講堂 2400 (1200) 9600 (4800) 3600 4800 7200 12000 第1集会室 1200 (600) 4800 (2400) 700 1000 1400 2400 実習室 1200 (600) 4800 (2400) 1400 2400 3400 5800 海神
公民館講堂 3000 (1500) 12000 (6000) 3600 4800 7200 12000 第1集会室 900 (450) 3600 (1800) 700 1000 1400 2400 実習室 1800 (900) 7200 (3600) 1400 2400 3400 5800
答申では公民館の使用料金について@料金設定を細分化し部屋の広さに応じた料金に見直すA現行の貸し出し区分の午前(9時〜12時)午後(12時半〜16時半)夜(17時〜21時)の3区分を9時から21時までを3時間ずつの4区分とし入れ替え時間はとらないB社会教育団体等の使用料は全額免除から設定料金の5割を徴収する、となっています。
市民の社会教育活動の拠点として利用されている公民館は「個人の尊厳を重んじ、心理と平和を希求する人間の育成を期するとともに普遍的にしてしかも個性豊かな文化の創造をめざす教育を普及し徹底し」とした教育基本法にもとづく教育施設です。その施設が社会教育活動を行うことに料金をとっては法の趣旨に背きます。
お金がかからないから利用できる公民館活動、お金をかけなくても受けられる教育の機会を地域から無くしてしまう有料化は許せません。市民の皆さんもご一緒に反対の声を上げてください。
■ アスベスト使用船橋市施設の現地調査 党市議団
1月25日党市議団としてアスベスト使用材が検出された施設調査をおこないました。視察した施設は、中野木小倉庫、三田公民館倉庫、高郷小階段室、市立養護学校食堂、法田中浄化槽機械室、八木が谷小倉庫、丸山公民館講堂でした。いずれの施設も空気中への飛散はないとのことでした。現場の状況は、既に傷がついたり、削ってある箇所もあり、飛散してしまったであろうことを伺わせる施設もありました。非飛散制のアスベストもボールなどがぶつかる衝撃で飛散することもあり、早急に撤去することが必要と感じました。
市は昨年来383施設についてアスベスト使用について調査してきました。最終的に29施設で使用が確認されました。高郷小については、含有量が基準値1%をこえているため、今年度中に除去をし、基準値1%を超えている13施設と0.3から1%の5施設について来年度撤去をすることにしています。
吹きつけアスベストについては、撤去や固定化などの対策が進んでいますが、民間の建築物の解体の際の飛散封じ込めの徹底や労働者の吸引対策などはまだまだ不充分ですので、国の対策、市の指導の強化なども求めて行きたいとおもいます。
■ シリーズ 憲法9条への思い
日本をふたたび「戦争する国」にしていいの?
戦後60年が経過し、戦争を知る世代は少数派になっている。太平洋戦争が始まった年に私も生まれた。幼児期であり、戦いによる悲惨な体験はほとんど記憶にない。
しかし、戦後の物不足、特に食べる物が無く、さつまいもや小麦粉の水団汁を家族が分けあって食していたことを今でも鮮明に想い出す。
なにをやっても人並み以上にでき、美しかった叔母が生涯独身を通した。婚約者が戦死したからだ。白いマフラーを首にまいた特攻隊員の写真をずっと大切に持っていた。
戦争は戦う兵士だけでなく子どもや女性、老人までまきこみ、その人生や命までも奪ってしまう。
日本を再び戦争する国にしてはならない。
今、私たちは日本国憲法の平和主義を学び語ろう。改憲をねらう者たちから憲法9条を守り、愛する孫たちにしっかり手渡そう。
市議会議員 関根和子