2006年 2月 27日 NO.606
■ 4市議会開催
四市管理者船橋市長「第二斎場は平成23年完成をめざす」
2月15日、馬込斎場と特老ホーム三山園を運営する四市複合事務組合議会が開催されました。
新年度予算と馬込斎場使用料を改定する条例改正等が審議されました。
開会に当たり四市組合の管理者である船橋市長から火葬件数の増加で平成26に不足が見込まれる斎場問題で「平成23年完成めざし第二斎場の建設をすすめる。平成19年はじめには候補地を決定したい」との発言がありました。第二斎場建設についてはじめて具体的な時期をあきらかにしたものです。
日本共産党市議団は馬込斎場だけに四市の火葬を集中するのでなく、不足を生じる前に船橋市以外の3市の中に第二斎場建設をすすめるよう強く求めてきました。新しい斎場の建設は住民への配慮も要し平易ではない事業ですが、着実に進むよう日本共産党市議団は注視していきます。
■ 日本共産党の長年の取組で市民要求実現
――新年度で予算提案された主な事業――
○ 民間マンションの耐震診断へ補助
○ 京成本線高架下利用計画策定
○ エレベーター未設置の公民館にエレベーター設置(小室公民館)
○ 西部公民館の建てかえと本中山児童ホームの建設
○ 医療センターに緩和ケア病棟建築の設計委託
○ 夜間救急診療所の小児初期診療日を拡大
○ ガン検診対象年齢を拡大(子宮ガン・肺ガン・大腸ガン)
○ 小・中学校の耐震診断・耐震改修を実施
○ 放課後ルームの増改築(湊町・峰台・高郷・古和釜第2)
○ 小学校の体験型農園を支援
○ 空調設備を未設置の全保育室・厨房に整備
○ 私立保育園の施設整備に補助(2園で110定員増)
○ JR船橋駅、東武塚田駅、新京成高根公団駅にエレベーター設置
○ 自転車等街頭指導員の増員
○ 船橋日大前駅駐輪場(東口)、小室駅第2駐輪場の整備
○ 商店街活性化への取り組みに助成
○ 身体障害者福祉作業所「太陽」の増築
■ 3月市議会が開会されました
日本共産党の質問順 (丸数字は順番)
3 月6日(月)佐藤重雄C
7日(火)金沢和子D
8日(水)高橋 忠D
9日(木)岩井友子@
10日(金)草野高徳D
13日(月)関根和子D
15日(水)各常任委員会
16〜22日 予算特別委員会
(予算委員−石川敏宏、伊藤昭博)
どなたでも傍聴できます。ぜひ傍聴にお越し下さい。
■ 繰り返された小学生の事故死−−市道はざま古和釜線
2月17日午後5時過ぎ、「市道はざま古和釜線」の松が丘3丁目地先で小学1年生がバスに巻き込まれて死亡するという痛ましい事故が起きました。
この路線では、20年ほど前も緑台の小学生が、側溝の蓋である歩道を自転車で走っている際、高根台7丁目でフタに車輪をとられ転倒し、横を走っていたバスにぶつかり死亡する事故が発生しています。
日本共産党が行っている市政アンケートでは、この道路について「毎日命の危険を感じながら通勤している。早急な拡幅整備を求める」などの声が寄せられており、昨年11月にも、この道路の拡幅整備等を要望書を提出し、改善を求めたところでした。
市は、「拡幅整備は当分はできない、道路に面している住宅の建て替えなどがあれば部分的には用地買収して行きたい」とこたえ、側溝をフラットに改良するなど暫定的な歩行者の安全対策についても、前向きな答えはありませんでした。
新聞報道では、事故の原因を「小学生がとびだしてきた」と報道していますが、事故現場にいあわせたお店の方は「小学生がアイスを買っての帰りで、そのアイスが手から滑るなどで身体が傾き、上体が車道に出ることになり、バスにぶつかったのではないか、わずか数十センチしかない側溝に問題がある。これまでも自転車の方が店の前で転び、車道側に倒れることもあり、あわやということもあった、この道は通学路だし、早急に歩道の整備をしてもらいたい」と語っていました。
市民の安全を守るのは行政の最大の責務です。歩道を整備していれば避けられた事故です。市内には、このような危険な道路がたくさんあります。子どもたちが犠牲にならないように早急に歩道の整備を求めて行きたいと思います。
■ シリーズ 憲法9条への思い
今、悲惨な戦争を体験した人、それを語り続ける人が少なくなった。
私は、兄が「日の丸の旗の寄せ書きを背に、千人針を腹に巻き」近所の人に日の丸の小旗を振って送られていったこと、また、白い布に包まれたいくつもの戦死者の遺骨が遺族の首にかけられ、無言の姿で帰ってきたとき、村の多くの人々が、村の入口に参列し迎えたことを、幼心に覚えています。小学校の友のお父さんも戦死者のひとりでした。
戦争は、すべてのものを破壊し、人の命を奪い、人の暮らしをめちゃめちゃにしてしまいます。悲惨な戦争の過去を繰り返してはならない!
憲法9条改悪は絶対許せない!
市議会議員 高橋 忠