2007年5月28日 No.639

 

■ 市議会の新たな役職決まる

 改選後の臨時議会が5月21日から2日間の会期で開かれ、新たな役職が決まりました。日本共産党市議団は新しい議会のスタートに当たり「議会のあり方を改善する8項目の提案」を各会派に申し入れました。その項目の一つが「議会の役職については、各会派に所属する議員数に応じて配分すること」としました。
  今回の役職配分は議長と副議長は投票によって決定され、議長に村田一郎氏(公明)、副議長に野田剛彦氏(新風)を選出しました。
  他の役職については、会派代表者会議での協議の中で、おおむね各会派の所属議員数に応じた配分となりました。

日本共産党市議団の新しい議会内
(常任委員会委員・審議会委員)等の配置
◎は委員長 ○は副委員長

総務委員会  佐藤重雄
◎関根和子
農業委員会  岩井友子
健康福祉委員会  中沢 学
○岩井友子
住居表示審議会  渡辺ゆう子
市民環境経済委員会  伊藤昭博 都市計画審議会  佐藤重雄
建設委員会  渡辺ゆう子
 石川敏宏
青少年問題協議会  中沢 学
文教委員会  金沢和子 広報編集委員会  渡辺ゆう子
議会運営委員会  金沢和子
 岩井友子
議員倶楽部  中沢 学
四市複合事務組合議会  伊藤昭博    

 

参院選で改憲派に痛打を! 

自民党・公明党が国民の声をきかないまま改憲手続き法の成立を強行しましたが、改憲派の暴走は国民との矛盾を広げ、憲法9条を守るたたかいを新たに広げる条件を作っています。改憲派がどんなしかけをつくろうとも最終的には「戦争のできる国」に反対する国民多数がノーといえば憲法改定はできません。改憲の発議をできないようにするためにも、参議院選挙で改憲勢力に痛打を加えるよう、浅野史子さんとともにおおいにがんばる決意です。

日本共産党 医師 谷川智行

 憲法学者の鈴木安蔵らの憲法研究グループが作成した「憲法草案要綱」を手本にGHQが「憲法草案」をつくったという事実に出会い、雑誌の憲法特集を仕上げていく派遣の女性編集者が記事を仕上げていく過程にそって話が進んでいきます。
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  五日市憲法など、自由民権運動の流れをくむ各地の自主憲法に精通していた鈴木安蔵らのせりふやGHQでのやりとりの場面から、現憲法が決して押し付けられたものではなかったということが、具体的に伝わってきます。戦争をさせないために軍隊をどう憲法の条項に書くかを悩む安蔵に妻の俊子は「みんなもう戦争はこりごりと思っている。わからないものは書かなければいい」と言います。鈴木らの草案は軍隊の条項は空白でした。GHQによって「九条」が盛り込まれ、鈴木夫妻は「空白がうまった!」と喜びます。
また、両性の平等の条項についてのGHQと政府代表とのやりとりの場面も感動的です。ベアテ・シロタの「日本の女性は女子どもと蔑まれてきた…私はこの内容でも不十分だ」と涙を浮べての抗議・主張は心を打ちます。
  そして、現代の若い男女が、憲法の原点を知っていく中で、胸を張って前に進んでいく姿が自然に描かれていて、爽やかさと未来への希望を感じることができます。
  憲法を守る大きな力になる映画です。ぜひ多くのみなさんに見ていただきたい!

(渡辺 ゆう子)