2007年8月6日 No.643
■ 生活苦の母子家庭に貧困拡大
・「児童扶養手当」の大幅削減・
「もう生活できない。」という母子家庭の声が届いています。
母子家庭に対して支給されている「児童養育手当」が、来年4月から最大で半減されます。市内の認定者へ7月末、このような内容の通知が発送されたばかりです。
現在、一母子家庭あたり月平均3万8千円程度の支給がされています。これまで、家計の苦しい母子家庭(グラフ参照)の児童の養育に、大きな命綱になってきました。
・法律を変えたのは自公民・
この削減を決めたのは、02年の母子寡婦福祉法等の改悪です。自公両党は「母子家庭の自立促進」を口実に改悪を推進。民主党も賛成しました。日本共産党は、「貧困」を拡大する「児童養育手当削減」に反対しました。
・04年度に船橋市の「手当」が削減されたばかり・
04年度に船橋市は、市単独の「母子等児童養育手当」の削減をしたばかりです。9割の母子家庭の児童養育への影響は甚大でした。
市は「自立支援」を理由に削減をすすめましましたが、現実には「パソコン教室」に通っても安定した就職先を見つけるのは困難です。これ以上の福祉の切捨てがすすめば、母子家庭の生活はもうなりたちません。
今後、日本共産党船橋市議団は、「母子家庭の生活と自立を助け、児童の福祉の増進を図る」ために、全力をつくします。
■ 参議院選挙 自公政治に国民の審判
―日本共産党は公約実現に向け引き続き力をつくします―参議院選挙が終わりました。今度の選挙は、自民・公明の政治では、日本の前途は立ち行かないという国民の判断がくだった結果となりました。
日本共産党は残念ながら議席を減らす結果となりましたが、政治論戦で、年金問題、政治と金の問題、住民税増税など庶民大増税の強行等々、自民・公明政治に正面から対決し、一定の役割を果たしたと自負しています。
また、比例の得票では、前回、前々回を上回る440万票という地歩を確保しました。一票一票に込められた願いにこたえ、参議院選挙で掲げた公約の実現に向け、力を尽くしていきます。(船橋市、千葉県での選挙結果は表の通りです)
比例代表 政党名 得票数・率(船橋) 得票数・率(千葉)維新政党・新風 888 0.35% 8,237 0.31%社会民主党 9,562 3.75% 100,444 3.75%公明党 30,524 11.97% 344,395 12.85%9条ネット 1,436 0.56% 14,045 0.52%共生新党 597 0.23% 5,827 0.22%日本共産党 23,504 9.22% 182,304 6.80%国民新党 4,615 1.81% 48,217 1.80%自由民主党 62,098 24.35% 744,718 27.78%民主党 108,450 42.53% 1,104,530 41.20%新党日本 8,987 3.52% 83,502 3.12%女性党 4,311 1.69% 44,397 1.66% 計 254,972 100.00% 2,680,616 100.00%
千葉選挙区候補者名 党派の名称 得票数・率(船橋) 得票数・率(千葉)ほんま 進 無所属 10,859 4.33% 130,364 4.94%石井 準一 自由民主党 43,427 17.30% 541,701 20.51%しらすか 貴樹 自由民主党 33,053 13.17% 387,395 14.67%浅野 ふみ子 日本共産党 28,844 11.49% 214,991 8.14%いわぶち美智子 国民新党 10,373 4.13% 99,316 3.76%青木 かずみ 社会民主党 10,551 4.20% 124,113 4.70%長浜 ひろゆき 民主党 79,525 31.68% 666,241 25.22%かがや 健 民主党 34,426 13.71% 477,402 18.07% 計 251,058 100.00% 2,641,523 100.00%