2007年8月13日 No.644
■ コムスン問題に続き、問題続発の介護保険事業
市内グループホーム経営の会社倒産介護保険の介護サービス事業を営利企業に開放した弊害が船橋市でも浮き彫りになっています。
・船橋市内のコムスン事業不正請求で処分を受けた訪問介護大手のコムスンは、介護事業から撤退し介護事業は他の法人に譲渡することになっています。船橋市内でコムスンは8事業所9事業を行っていますが、安定的な事業運営が行われるよう介護保険事業に責任をもつ千葉県、船橋市の充分な対応が必要です。
船橋市内のコムスンが運営する事業訪問介護
6ヶ所訪問看護 1居宅介護支援(ケアプラン作成) 1認知症対応型共同生活介護(グループホーム) 1・グループホーム会社の倒産
7月6日、船橋市内でグループホームや有料老人ホームなど5事業所6事業を運営している(株)トータルケアサポートによる破産の申立が行われました。
この破産申立は介護保険の事業所として指定している船橋市にも直前の7月2日に突然同社から連絡がはいるという異常な事態で、そこで働く労働者にも事前には伝えられていませんでした。破産後の事業運営がどうなるのか全く不透明のまま破産申請でした。
3つのグループホームや有料老人ホームといった入居施設は認知症の利用者をはじめ多くの入居者が生活の場としています。無理な事業拡大による経営難で不渡りを出し破産に到ったということですが、利用者の命を預かる事業者として無責任すぎるものです。
船橋市をはじめ関係機関が入居している利用者を放り出してはならないと指導を重ねる中、同社の介護事業が8月1日付で他の法人に譲渡されることが決まり、あわせて船橋市、千葉県が、譲渡される事業者を介護保険の事業者として指定することで介護事業が中断することなく利用者に提供できることになりました。
船橋市内で(株)トータルケアサポートが運営してきた事業認知症対応型共同生活介護(グループホーム) 3ヶ所 定員54人
通所介護(デイサービス) 2特定施設入居者生活介護(有料老人ホーム) 1 81人・営利企業まかせでは・・・
今回は介護事業としてのサービスの中断する事態を回避出来ましたが、営利企業に介護事業をまかせてしまっている今の介護保険制度のもとでは今後も起こりうる問題です。
介護サービスを営利事業として企業に行わせ、介護サービスで働く労働者には異常な低賃金、かかる費用は高齢者の自己責任とばかりに高い利用料や保険料が押しつけられ、必要な人が介護を受けられないこの日本の介護保険制度は即刻見直しが必要です。
■ 年金加入記録照会の「問い合わせ取り次ぎサービス」を実施中
この7月より、船橋市では、船橋市民を対象に社会保険庁への「問い合わせ取り次ぎサービス」を実施しています。
サービスの申込窓口は、船橋市役所1階の国民年金課、または船橋駅前総合窓口センター(船橋駅南口、フェイスビル5階)です。
窓口に備え付けの「臨時年金記録照会受付票」に、
@基礎年金番号、A生年月日、B住所、C氏名、D電話番号
を記入のうえ、申請すれば約2週間後に社会保険事務所から加入記録が郵送されます。
基礎年金番号が不明な方、本人以外の方が申請をされる場合は、下記連絡先まで、事前にお問い合わせください。
■船橋市役所■
国民年金課
・047(436)2282
FAX047(436)2300
◆船橋駅前総合窓口センターの営業時間◆
月曜日〜金曜日…9時〜20時
月曜日〜金曜日の間の祝休日…9時〜17時
第2・4土曜日とその翌日の日曜日…9時〜17時