7月28日夜、自衛隊習志野基地の新型パトリオットミサイルPAC3を東京・市ヶ谷の防衛省敷地内に移動させ、実践さながらの訓練が行われたことがマスコミ報道されました。
政府・防衛省はPAC3配備は「首都圏防衛のため」と言っていますが、アメリカの先制攻撃戦略を支えるミサイル防衛構想に組み込まれているものです。
今回初めてPAC3発射台に模擬弾を積み、習志野基地外に移動させての地上展開訓練が行われました。市内から市ヶ谷への移動について、7月9日に警察に車両通行届けが出されていましたが、訓練について、千葉県や船橋市には、何の連絡もきていません。
9月半ばには、アメリカに浜松基地の機材を運び、PAC3実射訓練が行われる予定で、習志野基地からも要員が参加することになっています。
市民団体から「こうした訓練を繰り返すことなく直ちにミサイル防衛計画を中止し、ミサイルそのものの撤去を要求する」との抗議文が、航空自衛隊習志野分屯基地司令に送付されました。
※警察への届け出の内容は、車両7種:発射台(幅2.9m長さ15・65m、総重量29・29t)、レーダー、訓練弾、発電機4種。 |