2008年11月24日 No.679
庶民いじめの消費税増税反対!


船橋市議会12月議会日程

  船橋市議会第4回定例市議会が、 11月26日から開会します。
  市長からは、 建替えを予定している西海神小学校の設計費や宮本中学校の用地購入費などの補正予算、 新たに創設される「産科医療補償制度」 運用に伴う条例改定などが提案されています。
  日本共産党議員団は、 来年度予算での市民要望実現にむけて、 質問に立ちます。 また、 合併・政令市問題では、 国道・県道の維持管理費や建設費など、 新たな財政負担も明らかになってきました。 ぜひ、 傍聴においで下さい。

11月26日(水) 開 会 市長からの議案提案
12月 2日(火) 議案質疑 佐藤重雄議員(5)
3日(水) 一般質問 石川敏宏議員(3)
4日(木) 一般質問 中沢 学議員(4)
5日(金) 一般質問 金沢和子議員(6)
8日(月) 一般質問 関根和子議員(2)
伊藤昭博議員(5)
9日(火) 一般質問 岩井友子議員(1)
11日(木) 常任委員会  
12日(金) 予算特別委員会 渡辺ゆう子議員
佐藤重雄議員
17日(水) 閉 会  
※議員名横の( )内数字は質問順番を示しています。本会議の開会はいずれも午後1時です。
※常任委員会は総務、健康福祉、建設、市民環境経済、文教の各委員です。


○日本共産党提案の発議案
・すべての国民健康保険加入者に保険証を発行することを求める決議
・「世界一高い学費」の削減に関する意見書
・社会保険中央病院の存続を求める意見書
・消費税の増税に反対し、食料品非課税の実施を求める意見書
・中小零細企業への資金調達を確立させるよう求める意見書
・労働者の雇用と生活擁護を求める意見書


07年度 船橋市決算について
市職員10年間に598人削減で、広がる健康被害・サービス低下が明らかに

  船橋市議会決算特別委員会が開かれました。 07年度は自公政権の悪政による9年連続の市民所得の落ち込み、 庶民増税、 社会保障の連続改悪による格差と貧困が一層深刻になりました。 日本共産党は、 政府の悪政と一体になって、 市民に痛みを押し付ける内容であった一般会計決算等について不認定としました。

障害福祉も児童福祉も悪化

  障害者自立支援法では07年度新たに県から6億円も市に繰り入れられていながら、 一挙に増えた障害者の負担増に対しては何の対策も行われず、 障害者に負担だけ押しつけました。 改悪された介護保険でも高齢者の負担増に市は何の救済もしませんでした。
  保育では、 保育所整備が進まず待機児童が増え、 08年4月現在、 前年の169名増の375人、 08年10月現在では540人となっています。

職員削減による弊害が次々

  財政健全化を理由に、 1998年からの10年間で市の正規職員が598人も削減されました。 労働強化と健康破壊が進み、 メンタルの疾患による3ヶ月以上の休職者が2.5倍にも増えています。 職員の不足分は非常勤職員、 臨時職員に置き換えられ、 現在2400人の非正規職員が働いていますが、 大半が年収200万円以下のワーキングプア労働者です。 こうした低賃金では職員の入れ替わりも多く、 仕事に不慣れな為の労災も多く起きています。

船橋保健所の機能低下

  職員不足で食品衛生監視率や給食施設巡回数、 精神保健相談件数などが軒並み大幅に低下しています。 中核市で移管された保健所ですが、 精神保健の措置権もなくなり、 県から船橋市に移行して保健所機能が低下しているのが実態です。

大盤振る舞いもまた

  市民サービスの低下の一方、 市役所庁舎は平成5年のバブル期水準の高額の借り上げ料を払い、 民間マンションの本町1丁目再開発事業には3億7000万円もの補助金を出す、 一等地にある船橋北口駐車場も民間企業に超格安で貸し付けるなど大盤振る舞いです。

県や国のいいなり

  県や国のいいなりに東葉高速鉄道の赤字補填は7億1200万円と歯止めなく支出、 合併政令市移行問題では移行先がにありきで、 最大の財政負担となる国県道負担をかくして 「35億円の財源がうまれサービスが向上する」 と宣伝をする始末です。

でたらめな行政運営

  毎年数多くの公共事業が行われていますが、 工事検査の結果、 評価点が基準以下の工事が全体の17%に上っていたことが共産党の調査で明らかになりました。 しかも基準に満たない工事を行った業者に繰り返し発注していました。 大事故にも繋がりかねない大問題です。
  また飯山満区画整理事業では売却価格坪200万円という法外な価格の保留地を8200uもかかえ、 将来大赤字の不良債権となりうるものです。