2008年12月22日 No.682

◆大企業の身勝手な雇用破壊は許されない。雇用を守れ。




学校運動場の夜間開放について
ナイター照明の整備や一年中の夜間開放を

 船橋市は9校の中学校にナイター照明を設置し、市民団体に夜7時から9時まで運動場を開放しています。野球やソフトボール、サッカー、グラウンドゴルフ等で使用されています。
  しかし、野外スポーツができる広場や運動場もない地域でも、学校にナイター照明が整備されていないため、夜間の運動場開放がされていない地域が沢山残されています。
  このような地域の学校施設に「周辺住民の合意を図りながら、ナイター照明を設置し、運動場開放を推進すべき」とただしました。
  また、船橋市における学校運動場夜間開放は4月から10月迄の7ヶ月間とされています。
  現在、利用している団体の方々から、11月〜3月間も使用させてほしいとの声も出されており、「学校教育に支障がないかぎり通年使用させるべきである」とも求めました。
  市からは「学校や近隣住宅の理解が得られれば今後も積極的にナイター照明設備をしたい。通年使用については、近年、冬でも盛んなサッカーの人気も高まっているので、地域住民、学校現場の意見をうかがいながら、可能な所は実施してまいりたい」との答弁がありました。

■ 利用の多い市川市

 平成19年度の船橋市学校運動場ナイター照明利用状況は385件ですが、市川市では6222件の利用となっています。市川市は30校にナイター照明設備がされ、一年中利用できるようになっているため、船橋市の10数倍の利用があります。
  市川市のナイター利用状況を鑑みれば船橋市民の需要もおおいにあると推測できます。
  今後も、ナイター照明設備を拡充し、運動場の通年使用ができるように取り組んでまいります。

公民館の設備品・消耗品の充実を

 最近、公民館の設備や備品の不足、消耗品についての苦情が寄せられています。たとえば、「コピーを10枚しか取ってくれない」、「CDプレーヤーが無くて驚いた」などです。
  なぜ、こうした事態になっているのか、今議会で取り上げました。
  公民館は、社会教育法第20条で、「実際生活に即する教育、学術及び文化に関する各種の事業」を行う施設です。
  しかし、市内の公民館では「部屋貸し」施設の傾向が強くなり、法に基づく事業が軽んじられています。
  時代遅れの設備や備品不足は、こうした施設のあり方が影響していると考えられます。
  生涯学習部長から、日本共産党が設置を求めていたDVDプレーヤーは、今年度、全公民館に設置を行ったこと、今後も要望が多い備品は設置を検討することが答弁されました。
  また、コピーについては生涯学習部長から各公民館長へは、「一原稿につき20枚まで、それ以上は用紙を持参の上、印刷機を利用」という通知が出されています。実際には、各公民館の消耗品費の範囲で、裁量に応じた取扱が行われており、この通知よりも、枚数が少ない、印刷機の案内もないなど、「改善が必要なものについては、見直しを検討していく」との答弁がありました。
 公民館の設置目的は、「住民の教養の向上」や「生活文化の振興」です。この目的にふさわしい施設になるよう、今後も力を尽くします。

「しんぶん赤旗」と地方行政


 自民党のH議員が、船橋市役所の管理職に「しんぶん赤旗」の購読を依頼するのはパワーハラスメントではないかとブログで語っていることから、日本共産党議員団としての考えを明らかにしたいと思います。
  私たちは、現代政治が、政党政治として行われていることから、市幹部職員にも、日本共産党の政策・主張を読んでいただき、本会議や委員会での政策論争、日常の行政に役立ててほしいと思い、購読をお願いしてきています。
  「しんぶん赤旗」は、現在の政治があまりにも、大企業優先となっていることを、常に報道している唯一の新聞です。
  例えば、派遣労働を「原則自由」に改悪した派遣労働法「改正」が自民、公明、民主、社民の賛成で通され、現在大問題となっている派遣切りをつくりだしたこと。日本のマスコミが、日米同盟が最優先という立場で報道をしている中で、アジア・アフリカ・中南米でアメリカから距離を置く自主的な政権が次々と誕生し、世界が決して「超大国アメリカ」中心ではないこと等々、報道しています。また平和、市民運動に関する報道も豊富です。
  私たちは、こうした記事を管理職の職員だけではなく、市の職員のみなさんにお読み頂き、参考にしてほしいと願っています。