2009年2月23日 No.686

◆大企業の身勝手な雇用破壊は許されない。雇用を守れ。


  3月議会 2009年度船橋市の予算概要が発表
国保会計は、保険料率、均等割額は据え置き、
         介護保険料は24日に発表

  船橋市の3月議会の議案と2009年度予算概要が発表されました。問題の介護保険料については、24日の介護保険事業運営協議会で決定が必要と言うことで、明らかにされていません。

  主な議案は、2009年度予算議案が12本、2008年度補正予算が7本で、補正予算には、多数の国民が中止を求めている「定額給付金89億円」が含まれています。この他の議案では、医療センターが地方公営企業法の「全部摘要」となるための関連条例案(経営体として独立性が強化される)、介護保険料改定議案、前原団地などに地区計画を定める条例案などです。

  09年度予算は、企業の税収落ち込みや株取引への減税による歳入減を、貯金の取り崩し56億円と借金を25億円増やすことによってやりくりをしています。

  日本共産党は、昨年12月に市民アンケートに寄せられた要望を市長に提出しています。「後期高齢者医療制度は廃止せよ」「国保料、介護保険料は引き下げよ」「生活道の整備を優先せよ」「大不況の中での小規模事業者への仕事を確保せよ」などを求めました。今回、5000万円の小規模事業者への修繕事業費が計上されていますが、予算規模が小さいこと、市税を滞納している業者を排除している点などは、極めて不充分です。アンケートや市民との懇談会で出された要望を中心にして、3月議会でも大いに論議を深めたいと思っています。

新年度の主な新規事業等は以下の通りです
・ 公共建築物耐震診断費 8095万円 保育園などの耐震診断をする。
・ 本中山、法典連絡所に福祉ガイドコーナーを設置する。56万円
・ 坪井町の一部の住居表示を整備する。3232万円。
・ 障害者の就労推進のための訓練給付費支給 3億5千万円。
・ 介護保険在宅サービス利用料負担の軽減を拡大 612万円
・ 子どもの医療費助成の拡大 10月から入院費用を小学6年生まで拡大する。
・ 認可保育所の地代家賃の一部を補助する。749万円
・ 妊婦健診の公費負担回数を5回から14回へ拡大 6億3144万円
・ 新型インフルエンザ対策費 市内6ヶ所に感染予防防護服を整備 1402万円。
・ 施設園芸整備補助 ハウス施設再整備や省エネルギー型暖房機の整備に補助 1095万円
・ 緊急中小企業経営対策費 小規模修繕を中小業者に発注する 5000万円
・ 緊急中小企業融資信用保証料補給金 信用保証料を補給する 5000万円
・ 葛飾川上部歩行者専用通路基本設計 500万円。
・ 駅エレベーター設置補助 東中山駅、南船橋駅 8464万円
・ 耐震改修 校舎 高根東小、夏見台小、葛飾小、前原中、 体育館 丸山小
・ 坪井公民館建設 6億2600万円、夏見公民館エレベーター設置 4110万円、
  法典公民館建て替え設計 3270万円。
・ 幼稚園就園児補助金の増額 一人2000円。4億959万円。


 3月議会に向けて
市民のみなさんから寄せられた声

  2月26日から定例市議会が開催されます。日本共産党市議団では、この議会に向け、市民のみなさんのご意見・ご要望を伺っています。ぜひみなさんの声をお寄せください。
  子育て世代の方たちからは、左記のご要望をいただいています。

保育所に子どもを預けています。公立、私立、一番下の子は無認可保育所です。先生たちがとても忙しそう。朝も帰りも、子どもの様子を伝えたくても遠慮してしまいます。保育士さんを増やしてもらいたいです。
保育園で雨漏りがしていて、あちこちに雑巾をおいたりしています。雨の日に見に来てください。
幼稚園はお金がかかって大変です。補助金を増やしてもらいたい。船橋に公立幼稚園がないのはなぜですか?
小学生の子どもがインフルエンザではないかと連絡があり、迎えに行ったら教室で震えていました。養護の先生が不在で、保健室は鍵がかけられ使えないとのこと。保健室に先生がいないこと、何とかならないのでしょうか。
義務教育なのに中学校進学にお金がかかって大変。制服、体操服、バッグ等々で14〜20万円かかります。
東京にいたときは、子どもは保険証だけもって病院に行けばよかったので、船橋に来てびっくりしました。早く義務教育中の子どもの医療費を無料にしてほしい。
船橋の学校では、Is値0.3未満の耐震化が当面の計画になっていますが、浦安市の学校では、92%の建物がIs値0.6をクリアしているそうです。船橋の計画では不安です。
夏は教室が高温になって、子どもたちが勉強に集中できません。クーラーや扇風機をつけてもらいたい。
学校の先生は、朝は8時前から学校に入り、掃除や給食の指導、休み時間も子どもと遊んでと、とにかく忙しそう。テストの採点や通知表をつけたり、授業の準備などはいつやるのでしょう。先生を増やし、少人数学級を実現して、子どもたちにゆとりをもって接してもらいたい。