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間違っています!
福祉切り捨てが「財政効果」とは! |
来年度予算案には、高齢者ねらい打ちの「福祉切り捨て」がいくつもだされました。
はり灸助成の範囲を狭める、敬老祝い金は廃止する、町会や自治会が行う敬老会への「補助対象」を75歳からに後退させる、などです。
そして、これらをやめると「2億1千万円の財政効果が出る!」というのです。
福祉をやめるのが「財政効果だ」などというなら、「法定外の福祉サービスは全部無くす」のが最大の財政効果ということになります。
船橋市の役割をどう考えているのでしょうか? 本当に「異常な市」になりかけています。
■ 「財政を窮屈に」したのは、市長です
市長は、市の財政が厳しいから、などと説明しましたが、それは「責任逃れ」の言い訳です。
確かに、市税収入が不景気の影響で減る、という面はありますが、高齢者のみなさんの「ささやかな喜び」を切らなければならない事情にはありません。
船橋市は、中核市へ移行して、事務にかかる費用が毎年32億円も増えました。東葉高速鉄道に「負担義務もないお金」9億円、南口の再開発赤字の後始末に5億円、と3事業合わせて、46億円もの「意味のない支出」をしているのです。
どれをとっても、私たちがその都度「危険性を指摘」したのを押し切って強引に進めたものばかりですから・・・・
追求された市長は、東葉高速鉄道への支援について、自治体負担の限界と国の支援を求める事について「今日、国に要望書を出しました」などと、言い訳しましたが、聞いてみると「FAXで送った」というのです。言い訳に窮した「あわてぶり」がでています。
船橋市が原因で市民に損害を与えた場合の賠償については、市議会に報告されてます。今回も交通事故などが報告されました。
■ 市の管理する緑地の木が倒れ、車両に接触(田喜野井)
倒れた樹木の根元は、腐食していました。強風により倒れた
とはいえ、市の管理責任が問われます。この樹木のあった緑地は平成17年に取得されてから、管理台帳が整備されずに放置されていたことがわかりました。未整備な管理台帳を早期作成することを求めました。
▲倒木のあった田喜野井緑地
■ 側溝のふたが落ちて市民がケガ(西船)
西船の現場(写真)を見に行くと、ふたが乗る溝部分が薄くなっていることがわかりました。何度も道路舗装工事をすると車道面が側溝を少しずつ押していきます。側溝のふたは、溝から内側へと向かっていくことになり、外れやすくなります。市は舗装後の点検を徹底することを約束しました。
▲蓋の外れた道路側溝
■ 狭い道路で無理な方向転換で事故(薬円台)
ゴミ収集車の車体の長さが道路幅よりも長いのに方向転換をしたことが原因です。車両運行について、原則方向転換は禁止すべきことを求めましたが、市は今回の方向転換について間違っていたことを認めませんでした。人身事故の恐れもあり、環境部トップの考え方が問われます。
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