2010年7月26日 No.720

◆普天間基地の即時・無条件撤去を!

自衛隊習志野基地 火薬庫/騒音問題で質問

 今年4月、日本共産党船橋市議団は自衛隊習志野基地の問題で防衛省と交渉をもちました。

 習志野基地周辺住民のみなさんは、新たな火薬庫建設で 21 dという大量の火薬が常時保管され、使用されることに不安を大きくしています。ヘリコプターやジェット機の騒音についても、「せめて早朝・夜間の訓練中止を」との声が日本共産党にも多く寄せられています。防衛省は、「火薬庫建設のお知らせの配布・回覧で周知は済んだ、説明会は開催しない」という立場を変えようとしません。しかし、自治体主催の説明会には参加を「検討する」と答えました。騒音被害については、「皆さんのご意見を拝聴し可能な限り低減していく」と答えています。

 5月末、防衛省の回答をもとに、自治体主催での火薬庫説明会開催と、騒音軽減のため、早朝・夜間(8時以前、 17 時以降)の訓練中止を防衛省に求めることを市に申し入れ、6月議会でも質問しました。

 市は、「火薬庫建設は国の専管事項、一地方自治体が開催することはできない」「(早朝・夜間訓練中止についての日本共産党の)申し入れ文書のコピーを防衛省に送付して伝えた」と答弁しました。

―  日米共同発表文書が船橋市にも

 防衛省は、全国の自衛隊がある自治体に、5月 28 日発表の「米軍普天間基地問題に関する日米共同発表文書」を届けています。船橋市にも5月 28 日、防衛省から「文書」が届きました。この文書によりアメリカと一体の海外派兵部隊が置かれている習志野基地のさらなる機能強化・拡大が懸念されます。

 日本共産党は、人口密集地にある自衛隊習志野基地の危険な訓練をやめさせ、将来的には撤去を目指します。

 

 

放課後ルーム 新年度に間に合う施設整備を!

 4月1日現在、放課後ルームの待機児童数は、3年生までで 45 人となっています。定員 120 %まで入所させても7校のルームで待機児が出ており、三咲放課後ルーム 14 人、法典 11 人、坪井 10 人、南本町5人が上位を占めています。
  今年度、三咲と南本町ルームの増設が決まっていますが、設計・契約・工期で5ヵ月間必要とのことで、その完成は南本町ルームが 10 月、三咲ルームは 11 月の予定です。
  これら待機児を出しているルームでは、昨年のうちから多数の待機児が出ることが予測されていました。
  「整備に必要となる期間を逆算して事務を進め、新年度に間に合う施設整備にすべき」と行政を質しました。 市は「放課後ルームの申請状況を見ると、各年度で変動があり、一定の傾向を見ることが大変難しい。待機児童の状況のほか、翌年度の申請状況等も踏まえ、より的確に入所児童数を予測し、増設の必要のある施設を決定する」と答弁しました。
  これでは定員 120 %も詰め込んだ上、2年間も継続して待機児が出る状況のルームだけを整備することになります。
現在、待機児が出ているルームの放置はゆるされません。計画的増設を今後も求めていきます。

 

安全で利便性のある三咲駅前広場に

 三咲駅へのエレベーター設置工事が始まりました。三咲駅のバリアフリー化に向け、日本共産党は周辺住民の方々と再々新京成電鉄本社をたずね「隣接する民地を取得し、狭い現況通路を広げると同時に駅前ロータリーを整備するよう」要請してきました。
  三咲駅前ロータリーには公共交通バスや企業送迎バス、タクシーや自家用車が次々と出入りする状況の中、通勤者はバスとバスのすき間を通り抜け、駅舎に向かっています。大変危険な現状です。この度、隣接民地を新京成電鉄が取得したので、この機会を逃すことなく、市は新京成電鉄と協議し「歩行者と車の動線を分けた安全で利便性の良い駅前広場整備を実施するよう」6月市議会で質しました。
  市長からは「三咲駅前の混雑状況は承知している。広場整備の必要性は認識しているので、新京成電鉄と協議をした中で先に進めてゆければと思う」との答弁がありました。
  今後も三咲駅前広場が改善されるよう取り組んでいきます。