6月1日現在、584人もの子どもたちが認可保育所に入れないで待たされています。
現在の船橋市内の認可保育園の定員数は7434人ですが、ほとんどの園で定員を超えての受け入れをしており、定員に比べて平均110%の受け入れ状況になっています。
今年度の市内認可保育園の新設・増設予定は3 5 2 人分、平成26年まででは、今年度分と合わせて1566人分定員を増やす計画です。毎年待機児童が増えている中、これでは「保育園に入れない」状況を解決していくことはできません。待機児童解消をどうすすめるのか質しました。 担当の子育て部長は、「まず9000人にする目標達成が先決、いろんな工夫をしながら鋭意それにむけてすすめていきたい」との答弁で、「保育に欠ける子どもたちに保育を実施する」ための責任ある回答は示しませんでした。
今政府がすすめようとしている子ども・子育て新システムの導入で、国や自治体の保育園を整備していく責務がはずされてしまうのではないかと危惧されています。このような動きを許さず、子どもたちに健やかな育ちを保障するために、足りない保育園の整備に力を合わせましょう。
H23年6月1日現在
市立27園、私立42園 |
(1)入所児童数 |
8,280人 |
(2)定員数 |
7,434人 |
(3)待機児童数 |
584人 |
定員に対しての不足数
(1)-(2)+(3) |
1,430人 |
H26年までの目標は 9,000人 |
■ 保育園にAEDの設置を
各保育園に自動体外式除細動器(AED)の設置を求めました。
市内の多くの公共施設にAEDが設置されており、市立小学校・中学校では全校に設置済みですが、市立保育園には設置されていません。
市は「乳幼児は気道がつまる等のケースが多いため、心配蘇生法が有効なことから、すべての保育士が心肺蘇生訓練を繰り返し行っているところ。訓練人形を今年度で全園に配置が終わる予定。今後、AED設置についても検討していく」と回答しました。すでに保育園ではAEDを使用する訓練も行われており、「訓練をしているのに設置されていないのはおかしい」という声も上がっています。
日本共産党は、引き続きAED設置を求めていきます。
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