2011年8月29日 No.749

◆原発からのすみやかな撤退を!

住宅リフォーム助成制度実施へ
船橋市明るい会が市に要請行動


 8月24日、「船橋市明るい民主市政の会」は、構成団体からの19項目の要望を船橋市長に提出し、市長公室長と懇談しました。主な要望項目は以下の通りです。
 
①子どもの医療費助成を中学3年生まで引き上げ
②国民健康保険料の引き下げ
③最低保障年金制度の創設を国に要請すること
④学校校舎の耐震補強を2015年までに完了すること
⑤原発事故による放射能から市民を守る対策をとること
⑥住宅リフォーム助成制度を早急に創設すること
⑦中小企業振興策を具体化し進めること
 対応した公室長は「校舎耐震補強工事が遅れているのは事実なので、優先課題として取り組んでゆきたい」「学校での放射能の除染は、砂場の砂は上下を入れ替えるとともに新たに砂入れ、校庭の清掃などで、かなり改善できている」「住宅リフォーム助成制度は、リフォームによる仕事の広がりが大きいと市としても認識しているので、早急に実施したい」などの答えがありました。
 懇談後、船橋駅で宣伝行動を行い、各団体の代表から要望を実現するために引き続き取り組む決意が述べられました。
 その後発表された9月議会の予算案には、住宅リフォーム助成金3520万円と関連予算235万円が計上されていることがわかりました。制度の概要は、11月からスタートし、リフォーム代金の10%(限度額10万円)を、商品券で助成するものです。

市に申し入れる船橋市明るい会
市に申し入れる船橋市明るい会

 

「ふたをして調査する」のはなぜ?
学校などの放射能汚染調査


  市民の不安の声に押される形で、船橋市も学校や保育園、幼稚園などの子どもたちがくらす施設の放射能汚染状況を8月1日から調査しました。
 結果については、船橋市のホームページなどでも公表されています。船橋市の環境部で印刷物でももらえます。
 ここで、「なぜ?」と思うことがありましたので書きます。
 それは、私たちだけでなくいろいろな方たちが「自主的に調査」した範囲では、「砂場の汚染が強い」ことが特徴でした。
 雨どいの流れ出す口あたりなどでも放射線量が高いというのもありました。
 ところが、市が調査した報告書を見ると、砂場の放射線量が敷地内の値より小さくなっているのです。

「ふたをした?」

 その理由は、はっきりしています。
 砂場に「新しい砂を一斉に補充した」あとから測定したからでした。
 放射線量が低くなったことは良かったのですが、褒められる方法ではありません。
 汚染されている砂を取り除いて補充したのならいいのですが「『新しい砂でふた』をしたうえで」線量を調べるのでは「低く見せる」だけで「姑息」という以外にありません。
 放射線量は新しい砂を突き通す間に小さくなりますが、汚染された砂はそこに留まって、この後何十年も放射線を出し続けるのです。
 子どもたちが掘り返したりすれば、表面に出てくることもあるのです。

砂のとり替えこそが正しい手法です

科学的に考えれば、砂を補充する以前の汚染状況を正確に調べ、汚染された砂は取り除いて、新しい砂を入れて、安全確認のために再度測定する、というのが手順のはずです。
こんなことを繰り返していると、船橋市の信頼は下がるばかりです。 
「正確に見て」対処するのではなく、出来れば見ないで、あるいは「見えないふりをして」やり過ごす、という姿勢が目立ちます。


9月議会の審議日程

 

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