　最近のアスベスト関連企業においてアスベストを吸い込んで、がんやじん肺で死亡した労働者は明らかになった分だけで約５００人にのぼっている。その被害は家族､周辺住民にも及び、健康被害の拡大は必至となっている。さらにアスベストが主な原因とされるがんの一種、中皮腫による死亡者は、政府が統計をとりはじめた９５年以降６千人を超え、今後４０年間で１０万人にのぼるともいわれており、深刻な被害が心配されている。
　また、公立学校を対象に行われた文部科学省のアスベスト撤去計画で、有害な可能性のあるアスベスト吹きつけ材１０製品が対象外になっていたことが判明した。
　市内でも閉鎖した旭硝子船橋工場の労働者の中からもアスベスト被害と認定された死者がでていることが明らかになり、アスベスト被害への市民の不安をさらに増大させている。
　以上のことから、国・県とも連携し、下記の項目について緊急に対応するよう求めるものである。