ミニにゅうす 1109号 2025年11月17日

12月議会が始まりました

 11月13日から36日間の日程で、2025年(令和7年)第4回船橋市定例議会が開会しました。
 市長からは、補正予算を含め25議案が提案され、その多くがアンデルセン公園や運動公園、本町駐車場、市営住宅などの指定管理者の指定についてです。
 今回、市長から提案された補正予算は約9000万円です。保護者の出勤時間が早いため、子どもだけで過ごす時間ができてしまう児童に対し、学校内で安心して過ごすことができる「朝の子どもの居場所づくり」事業を新たに試行する他、薬園台南小学校のエレベーター整備費など、約2億2100万円の予算増額が提案された一方で、本庁舎1階エントランスとロビーの特定天井の改修工事の入札が予定価格超過により不調になったことなどから、約1億3100万円の減額補正が行われています。

 日本共産党からは、5つの意見書を提案しました。
①臨時国会での衆議院議員定数の削減を行わないことを求める意見書
②「スパイ防止法」制定の中止を求める意見書
③後期高齢者医療費窓口負担を一律1割に引き下げることを求める意見書
④労働時間規制の緩和を行わないよう求める意見書
⑤学習指導要領にある、性教育の内容を狭める「はどめ規定」の撤廃を求める意見書

 日本共産党の質疑日程は一面の表の通りです。ぜひ傍聴にお越しください。

ギャンブル依存症家族の会のみなさんと懇談しました

 日本共産党の丸山慎一県議と船橋市議団はこのほど、全国ギャンブル依存症家族の会のみなさんと懇談しました。
 競馬やオートレースなどの公営競技のオンライン購入、違法なオンラインカジノの広がりなどギャンブルが若年層に広がり、それとともにギャンブル依存症が広がって深刻な事態になっています。
 ギャンブル依存症は「病的賭博」ともいわれ、脳の機能異常を起こしているれっきとした病気であり、治療が必要であること。家族等がかばうことで、ギャンブルを続けてさらに悪化してしまうこと。ギャンブルをしていないと脳が不活性となり、うつ病などほかの精神疾患を併発することや、希死念慮にもつながることがあること、治療によって回復が可能であることなど、ご自身の体験も含めお話しいただきました。

深刻なオンラインカジノ被害

 特に若者に広がっているオンラインカジノは始めてから依存症になるまでが早く、抱える借金の額も1000万円を超えるなど、ほかのギャンブルに比べ多額になり、闇金や犯罪につながる危険があることなど深刻さを痛感しました。
 また行政に対し、ギャンブル依存症という病気について市民に知られていないので、病気を防ぐためにもギャンブル依存症について広く啓発することや、相談体制の充実を強く求められました。
 市内でも1万人のギャンブル依存症患者がいる(市保健所の話)といわれています。こうした患者が一刻も早く治療につながるように、そしてギャンブル依存症にならない、させない予防の取り組みの強化を求めていきたいと思います。