地元生徒の大切な受け皿
県立高校の統廃合は中止を
千葉県教育委員会は、中学生の減少を理由に2001年に「県立高校統廃合計画案」を公表し、その後3期にわたって県立高校の統廃合を進めてきました。
2022年に「実施プログラム」を決定、2024年5月8日には統廃合の対象校名(7校)をあげて「地域フォーラム」開催を公表しました。
「地域フォーラム」の目的は、「対象校において、地域における今後の学校のあり方を学校関係者等から聴取する」とされています。しかし、「地域フォーラム」に参加できるのは限られた関係者のみです。
対象校のうち、3校(豊富高校・船橋北高校・八千代西)は船橋市北部の2校と隣接する八千代西で地域が集中しています。豊富・船橋北高校ともに、近隣中学校はもちろん、市内の中学校からの生徒の受け皿として大きな役割を果たしている高校です。
今議会、「市内の生徒への影響」について質問しましたが、市教育委員会からは「県からはハッキリと高校名は聞いていない」「今後のスケジュールも聞いていない」「憶測で動くことは控える」「中学校からの聞き取りはしていない」と、まるで「県立高校のことは市には関係ありません」と思えるような答弁しか返って来ませんでした。
豊富高校の生徒さんからは、「少人数だから、質問もしやすい」「質問に対し丁寧に教えてもらえる」「静かで授業に集中できる」との声を聞いています。
船橋市は、千葉県教育委員会に対し少人数学級を実践している県立高校の存続と、「地域フォーラム」の情報を市民に公表することを求めるべきです。さらに船橋市として市民の誰もが参加できる場を設定し、市民の声を県にあげるべきです。
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