価格交渉なしに受け入れた?
私たち日本共産党は新しく大きな会場で、より良い成人式が開催されることに反対はしませんが、この予算案を出す前に市が「ららアリーナ」の運営会社と本気の価格交渉を行っていなかったことが問題であると質しました。コンサートやスポーツといった営利を目的としたイベントと同額の会場使用料を提示され、市はそれをそのまま受け入れたのです。
知名度の高い会場での成人式といえば東京ディズニーリゾートを使う浦安市が思い浮かびますが、浦安市は毎年、価格交渉を行っているそうで、その結果、一般販売よりも低価で成人式参加者の入場券を購入できているとのことです。
新成人の中には仕事を休めず、成人式に出席できない人がいます。そしてその人たちは納税もしてくれています。そういった方たちから、この3倍増への理解が得られるのか、と共産党が質したところ、市長は「私のほうからも当然お話はさせていただきたいなとは思っております」と答弁がありました。「いくらなんでも一気に予算3倍増は無いでしょう」と思う多くの市民から理解を得られるよう、船橋市には価格交渉の努力を行ってもらいたいです。
猛暑によるバッテリーの発火を心配する市民の声
駐輪場に屋根の設置を求める
船橋市内には市営駐輪場が83ケ所あります。そのうち屋根がある駐輪場は31ケ所、屋根なし駐輪場は52ケ所にのぼります。
「雨に困るだけではなく、暑さのためにサドルに座れない」「連日の猛暑のため、自転車のバッテリーが発火するのではないか心配」と言う声が日本共産党に寄せられました。
雨による屋根の設置を希望する声はこれまでもあり、その都度要望してきましたが、現在のように、最高気温が40℃に達するような中で、バッテリーを付けた自転車を炎天下に長時間放置することの危険性は、ここ数年の間に起きてきた問題です。
リチウムイオン電池搭載製品の発火事故が、夏場に増加する傾向があり、製品評価技術基盤機構(NITE)が、注意を呼びかけています。電動自転車のバッテリーも高温に弱いため、直射日光の当たる場所や高温の場所へ長時間駐輪することで、異常なほどの熱を持ち、発煙や発火することがあるようです。 以上のことから、「駐輪場に屋根を設置する計画はあるのか。早急に設置すべきではないか」と議会で質問しました。しかし、理事者からは「現在屋根のない既存の駐輪場への屋根の設置は、改修の際に検討していく。計画的には考えていない」とあくまでも屋根設置を計画的に実施することに後ろ向きの答弁でした。
今後も平均気温が上がることはあっても、下がることは考えにくい状況です。利用する市民の安全対策として、早急に駐輪場に屋根の設置を実施するよう、引き続き求めてまいります。

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