ミニにゅうす 1038号 2022年8月22日

3年ぶりの原水爆禁止世界大会
核兵器による威嚇も軍事同盟の拡大も止めよう!

 今年は3年ぶりに被爆地広島・長崎で原水爆禁止2022年世界大会が開催されました。日本共産党船橋市議団も千葉県代表団の一員として広島大会(8月4日〜6日)に参加しました。これまでより大幅に規模を縮小し、オンラインも併用しながらの開催でしたが、1600人が集まった会場は核兵器廃絶を願う人々の熱気で溢れていました。
 広島出身でありながら、核抑止力にしがみつき、核兵器禁止条約に背を向け続けている岸田首相に国内外から批判の声が上がっていました。ウクライナでの戦争は、核兵器をめぐる世界の状況がいかに危険なものであるかを浮き彫りにしました。核兵器が存在する限り、人類は核の脅威にさらされ続けます。被爆国である日本の政府がすべき事は、核兵器禁止条約に批准し、核兵器の廃絶へ向け先頭に立つことです。軍事費を2倍にして軍事を拡大することより、話し合いによる平和的外交を行うことです。
 広島大会では、核兵器の威嚇・使用を許さず、核保有国に核軍備撤廃の合意履行、自国政府に核兵器禁止条約への参加などを求める「広島宣言」を採択しました。
 日本共産党市議団も引き続き平和への取り組みを続けてまいります。

 

船橋市が無料PCR検査キット配布 施設従事者検査を週1回に引き上げ

 新型コロナウイルス感染症「第7波」が急拡大しています。船橋市はこれを受けて、8月10日〜31日までの期限付きで、市民を対象とした無料PCR検査事業(検査キットの配布)を開始しました。また高齢者施設等の従事者に対する2週間に一回程度の検査(従事者検査)について、8月12日から1週間に1回程度へ頻度を上げました。
 日本共産党はこの間、船橋市に対して、新型コロナウイルス感染症対策の充実を様々な角度から議会で求め、議会外でもコロナ対策の要望書を9回提出してきました。この中でPCR検査キットの無料配布や、週1回の従事者検査の実施も求めてきました。政府が無為無策であるなか貴重な前進ですが、遅きに失した感は否めません。
 市の無料PCR検査事業の対象となるのは、①65歳未満である、②基礎疾患がない、③妊娠していない、妊娠している可能性がない、という条件を満たした有症状の人(現在、発熱、咳、喉の痛みなどの症状がある人)です。無症状の人はたとえ濃厚接触者であっても対象外です。また、申し込みから結果が出るまで数日かかるなど課題もあります。事業の流れは図の通りです。 
 感染爆発で市内の発熱外来はパンクしており、こうした事業は必要ですが、より早く市の独自対策を充実できなかったのか、検証が必要です。死者数も急増しています。8月に入ってから市が発表した新型コロナ感染者の死者は、17日時点で34人にものぼります。
 日本共産党はこの間、「いつでも、だれでも、
無料で」受けられるPCR検査を実施するよう、船橋市に求めてきました。検査センターを思い切って設置するなど、命を守る行政の実現が求められます。

無料法律相談 9月14日(水)/ 10月13日(木)船橋市中央公民館