移動販売事業スタート!
船橋市は10月から移動販売事業を開始します。イオン高根木戸店を拠点に、市内の買い物不便地域となっている大穴・飯山満・金杉台・田喜野井・二和・楠が山町から巡回がスタートします。
今議会では、小室町など最も買物不便な地域から巡回をスタートするべきだと質しましたが、買物不便地域を順位付けすることは困難であるため、駐車スペースが確保できた地域から順次巡回するとの回答でした。
また生鮮食品や日用雑貨だけでなく店鋪と同じ商品が購入できるのは嬉しいことですが、1品につき10円、最高50円までの手数料がかかります。これに対し、「買物不便地域への支援事業なのだから、手数料を取るべきではない。」と質しましたが、企業の収益も勘案する必要があるとの見解でした。
今後、手数料はとらないこと、市が定めた市内26全ての買い物不便地域に早急に巡回するよう事業の促進を求めました。
買い物不便地域 26地域
(1)東町(2)西船2丁目(3)東中山2丁目(4)前貝塚町・旭町(5)藤原6.8丁目(6)丸山3丁目(7)上山町2.3丁目(8)馬込町(9)夏見6丁目(10)金杉5丁目、二和西1~3丁目(11)高根町(12)芝山6.7丁目、飯山満町3丁目、西習志野1.3丁目(13)新高根3.4.6丁目(14)前原西4丁目、中野木1丁目(15)田喜野井1~4丁目、三山1~3丁目(16)飯山満町1丁目(17)二宮1.2丁目(18)二和西4丁目(19)三咲7.8丁目、大穴北1.3.4.8丁目(20)南三咲2.3丁目(21)高野台3~5丁目、八木が谷2.3丁目、みやぎ台1~4丁目(22)松ヶ丘2丁目(23)松ヶ丘5丁目、坪井西1.2丁目(24)古和釜町(25)小室町(26)豊富町
安心して免許証の返納ができるように
高齢者の事故が問題になり、全国的に免許証の自主返納を促進する機運が高まっています。船橋市では「福祉タクシー乗車券の交付」や「高齢者支援協力バス」を実施していますが、利利用者の実態に則したサービス内容ではありません。
『運転をやめ、移動する手段を失った高齢者は、運転を続けている人と比べると要介護状態になるリスクは2・2倍になる。』という高齢者の運転と要介護リスクとの関係を示す研究結果もあり、自主返納を促すだけでなく、高齢者の健康で文化的な生活を保障する施策が必要だと質しました。
船橋市内では近年バス路線が減少し不便になっている地域も出ています。兵庫県西宮市のように、70歳以上の方全員に毎年5000円の「高齢者交通助成割引購入証」を交付するなど、全ての高齢者を対象とした移動支援を早急に実施することを求めました。