ミニにゅうす 995号 2020年10月26日
市民アンケートをもとに来年度予算への要望書を市長に提出
10月20日、日本共産党船橋市議団と党千葉県西部地区委員会は、市民アンケートをもとにまとめた「2021年度船橋市予算にかかる要望書」を市長に提出し、懇談しました。
党船橋市議団は毎年、市民アンケートに取り組んでいます。今年は6月から市内に約14万枚を配布し、コロナ禍の中9月15日までに940通の回答を得ていました。市への重点要望は表の通りです。
懇談の際、岩井友子・市議団長は市長に対し「市内でも解雇・雇い止めなど、現在も新型コロナ感染拡大の影響が出ている。市民の生活をしっかり支える船橋市になってほしい」と要望しました。また同席した椎葉寿幸・党地区委員長は「新型コロナ問題は国政そのものを問うているし、地域支援が本当に求められている。国への要望も一緒にやっていきたい」と訴えました。
要望書の全文はこちらで公開しています。ぜひ、ご覧ください。
「2021年度 船橋市予算にかかる要望書」重点要望
- 新型コロナから市民生活を守るため最善を尽くすこと
●PCR検査を大幅に増やし医療、福祉、介護、教育従事者の定期検査をはじめ社会的検査を行うこと
●市民の暮らしの実態をつかむこと
特にひとり親世帯や高齢者、障害者など社会的弱者の生活状況をつかみ施策に反映すること - 「行財政改革推進プラン」を中止すること
当面、コロナ禍が収束するまでは事務を凍結すること - 海老川上流域開発は中止すること
東葉高速鉄道新駅設置は凍結すること - 気候危機による自然災害が深刻化している
災害に強いまちづくりとコロナ禍に対応した防災対策をすすめること - 少人数学級に取り組みコロナ禍の下の子どもたちに学びを保障すること
- オスプレイの飛来に反対すること
防衛省に市民への説明を行わせること
米軍の使用に反対すること
運動公園・法典公園 駐車場有料化は中止を!!
利用者不在の制度変更に、市民から怒りの声
昨年の12月議会で、市民の声をほとんど聞かずすすめられた、夏見運動公園と法典公園の指定管理制度の導入。導入と合わせて、施設使用料の大幅な変更と無料駐車場の有料化が市長から提案されました。
建設委員会で、日本共産党は、利用者の声を聞くべきなどを理由に、議決をしないよう求める提案をしましたが、9名の委員(委員長は除く)のうち、賛成したのは日本共産党、国民民主党、無所属議員の3名のみで、多数で議決されてしまいました。
議決後、しばらくたってから、夏見の運動公園や法典公園の利用者から、「駐車場料金が値上げになるなんて、知らなかった!なんで利用者に知らせないんだ!」という、驚きや怒りの声が多数寄せられました。現地に確認に行くと、駐車場の有料化を知らせるお知らせが、駐車場には一つも掲示されていないことが分かりました。
公共施設の運用の変更に当たり、利用者に対して、決める前だけでなく決まってからも知らせない、などというのはもう地方自治体の仕事ぶりではありません。
今年の9月議会までの間に、「駐車場の有料化は中止を」というお手紙が、各議員あてに届きました。日本共産党にも、メールや郵便で、毎日のように届き、さらに、議会あてにも同様の趣旨で4件の陳情が提出されました。
残念ながら、本会議では自由民主党・自由市政会・公明党などが反対し、すべての陳情が賛成少数のため不採択となりましたが、反対した会派の議員からも退席者が出るなど、議会として全面的に賛成ということにはなりませんでした。
日本共産党は、駐車場有料化の提案理由である、「行財政改革推進プラン」に反対をしています。しかしながら、今回の有料化には、「行革には賛成」という方からも、反対の声が上がりました。当然ではないでしょうか。
市の制度変更に当たり、制度の利用者に理解を求めるという当たり前のことができるように。議会での協力・共同を進めるために力を尽くします。