ミニにゅうす 1094号 2025年2月17日

第1回 船橋市議会定例会が始まります

 2月13日から3月25日までの41日間の日程で、令和7年(2025年)第1回船橋市議会定例会が開会しました。第1回船橋市議会定例会は、4月1日から始まる新年度予算について、市長から市政執行方針が示されます。そのため、議員からの質疑は一般質問のほかに、議案や市長の市政執行方針に対しても行うことができ、日本共産党の各議員は20分間の持ち時間となります。
 新年度予算には、市民や市内の団体の皆さんと日本共産党が実現に取り組んできた事業も、提案されています(裏面)。また、6月に市長選挙が行われることから、市長にとって今期最後の予算編成であるため、注目の新年度予算の審議です。ぜひ、傍聴にお越しください。
 日本共産党からは、「米軍人等による性的暴行事件の再発防止措置を求める意見書」を含めた5件の意見書を提案しています。日本共産党の各議員の質問等の予定は、表のとおりです。(質問開始時間については、日本共産党市議団控え室にお問い合わせください。)

1100億円の巨大開発継続 財界・大企業優先の予算案

 船橋市の新年度予算案は、海老川上流地区の新駅整備や土地区画整理29億円など、総額1100億円超の巨大開発を継続する財界・大企業優先の予算となっています。災害対策など一部前進はありますが、学校給食の完全無償化は実施しない、北老人デイサービスセンターの廃止を打ち出し、下水道民営化を進めるなど、物価高に苦しむ市民の暮らしに背を向け、福祉に冷たい内容です。日本共産党は市民の切実な要求を実現し、暮らし・福祉第一の予算にするため、予算案の抜本的な組み替えを求めて、市民のみなさんとともに全力を尽くします。

みなさんと一緒に実現しました
市の新年度予算案から主なものを抜粋

【避難所】
●段ボールベッドを宿泊可能避難所と高齢者・障害者福祉施設に配備
●トイレカー1台配備
●マンホールトイレの整備(宮本小、葛飾小、法典西小に各5基)


【防災・減災】
●災害時に特別な配慮を要する世帯に家具転倒防止金具と設置費用を補助(条件あり)
●耐震改修の助成上限を引き上げ
(木造住宅100万円→115万円、緊急輸送道路沿い建築物…1800万円→3600万円)
●分譲マンションの耐震改修を助成(上限3300万円)
●木造住宅の除却を助成(上限20万円)


【子育て支援】
●放課後ルームの増設(習志野台第一、習志野台第二、葛飾、宮本)
●私立保育所3件、小規模保育所4件を新設
●大学等の受験料と模擬試験の受験料を支援(条件あり)


【くらし・ジェンダー平等】
●医療センターなどで無保険の患者に求める医療費を15割→10割に是正
●小室地域で公民館を使って出張健診を実施
●馬込霊園の合葬墓の整備に向け、測量・地質調査や基本設計等を行う
●新たに農業経営を開始する49歳以下の人に年150万円交付(最長3年間)
●パートナーシップ宣誓した人も結婚新生活支援の助成対象に追加。助成上限30万円の対象を29歳以下→39歳以下に拡大
●公共施設への無料の生理用品の設置について、設置施設を拡充


【公園、ひろば】
●芝山、夏見町2丁目にまちかどスポーツ広場を開設
●海神町南1丁目に「かいなん公園」を整備
●三山8丁目公園(仮)にトイレ設置


【学校教育】
●市立小学校の給食室にエアコン導入(南本町、宮本、葛飾、夏見台、法典西、前原)
●特別支援学級の新規開設(知的:二和小、葛飾中、芝山中 
 自閉・情緒:塚田小、豊富小、小室小、行田中)
●特別支援学校金堀校舎を増築し、教室不足に対応
●市立小・中・特別支援学校で文化芸術鑑賞教室を開催
●市立小・中学校の文化部活動に民間の指導者を派遣(年35回×20名)
●不登校の小学生の居場所となる校内フリースクールで働くスクール
 アシスタントの配置日数を、週4日→週5日に増やす
●前原小通学路の踏切拡幅にむけて用地取得