ミニにゅうす 1122号 2026年6月22日

JR津田沼駅北口の再開発

 5月12日に船橋市都市計画審議会が開かれ、JR津田沼駅北口の再開発計画が少し明らかになりました。
 2023年2月のパルコ閉館後の現在、A館跡は更地に、B館は別の名称の商業施設になっています。今後、その両跡地を一体的に民間事業者が再開発するものとみられます。A館跡には商業や業務、B館跡には商業や住居用のビルが建つ計画です。特定街区制度で容積率や高さなどの制限が緩和されることにより、B館跡に建てられるビルは高層化され、タワーマンションになる可能性があります。
 街ににぎわいが戻ってくることは喜ばしいですが、一方で高層ビル(タワマン)建設がもたらす弊害があります。

市議会でも取り上げました

①マンションの新住民の子どもたちで学区の小学校はパンクするのではないか?
②人口増により大規模災害時の避難所や備蓄が不足するのではないか?
③ビル風や近隣住宅への日影問題
④工事中の渋滞や安全確保
などです。これらへの対策を民間の事業者まかせにせず、市民が不利益を被らないように市として責任をもって当たるようにと日本共産党は議会で求めました。市は関係各所と連携をとりつつ進める旨の回答でした。
 新たに建つ施設には駐輪場やバスの降車場、市の文化ホールなどを設けてほしいとの要望が市民の皆さんから既に届いています。開発業者の儲け最優先でない、地域の皆さんが歓迎できるまちづくりになるよう、日本共産党は今後求めていきます

『教育のDX化』(※)

教育基本法の目的を歪める恐れあり

 令和8年度第2回定例会の補正予算で、市立船橋高校(以下市船)に対し1000万円の学校運営費が提案されました。国(文部科学省)の「高等学校DX加速化推進事業」に市船が応募し、対象校として採択された為です。これは、国が高等学校段階におけるデジタル人材育成の抜本的強化が必要であるとし、2024年度からスタートした事業で、今年度は3年目になります。毎年全国で100校を超える高等学校が対象校として採択され、3年に渡り国から補助金を受け、機器の購入やデジタルを活用した学びの実施、デジタル課外活動の促進などに取り組むことを国から求められます。
 日本共産党は、「教育のDX化」については慎重であるべきと考えています。デジタル化による教育の機械化や効率化は、考え方の偏りや生徒の心身への悪影響、対面でのコミュニケーション能力の低下、豊かな学びの減少などを懸念するからです。これらのことから、「国や企業が求める人的資源の開発を高校教育に位置づけているのではないか」「『教育は人格の完成を目的とする』という教育基本法の目的を歪めるものとならないか」と質しました。

国は校舎整備の拡充こそすすめるべき

 学校教育部長は「生成AIの正しい使い方を学んだり機器を使って思考力を高める学習に努める」「ICT機器をなんのためにどう使うかを理解し、身につけることで、身近な地域に貢献できる人材を育成していく」と、心配にはおよばないと取れる答弁でしたが、本当にそうでしょうか。
 現代社会において、高校在学中にさまざまな教育の機会が与えられることは重要ですが、文科省が推進するこの事業は、多額の補助を行って、ICT機器の購入を勧めるなど、狙いが露骨です。
 一方で、日々、生徒が学校生活を送る老朽化した県立高校の校舎整備などは一向に進んでいません。国は高等学校の整備拡充への予算措置こそすべきです。

※教育のDX化とは

 教育DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、デジタル技術やデータを活用して、教育の手法、学習環境、そして学校の組織運営を根本から変革すること。単にパソコンやタブレットを導入する「デジタル化(ICT化)」にとどまらず、教育の質や学校のあり方を劇的に進化させることを目的としています。