ミニにゅうす 965号 2019年11月11日

『行革プラン』を中止し、福祉第一の市政を
日本共産党市議団 市に声明を提出

11月5日、日本共産党船橋市議団は市の「行政改革推進プラン」についての見解を声明にまとめ、松戸市長に提出しました。市側は山崎健二副市長が応対しました。
内容は「『行財政改革推進プラン』は中止し、自治体の第一の役割である住民福祉の増進という立場に立った市政運営を求めます」というものです。
 市民への十分な周知がないまま公共料金の値上げや福祉サービスの削減・後退、町会・自治会活動支援の後退、公共施設の民営化を押し付ける行革を厳しく批判しています。
また声明は、全国814市中80位、中核市58市中7位の財政力がありながら、赤字を装う財政推計を振りかざし、市民をミスリードする船橋市の姿勢についても問題であると指摘し、浪費型の公共事業を改め、豊かな財政力を活かして福祉を充実させ、市民が安心して生き生きと学び暮らせる豊かな船橋市をめざすことを提案しています。
市議団からは、その場で山崎副市長に対し、公民館の使用料値上げについて、「年金暮らしの人々が公民館で豊かな時間を過ごしている。その時間を奪うものだ」と指摘し、「プラン自体を中止すべきだと声明にまとめた」と説明しました。
市民の豊かな暮らしや学びの権利を奪う行革は撤回せよと、ご一緒に声をあげていきましょう。

12月議会に提案される 公共施設利用料等の値上げ

 船橋市がすすめる「行財政改革推進プラン」で提案されている公共施設の値上げと、運動公園・法典公園の駐車場の有料化・指定管理制度の導入・下水道料金の値上げが、12月議会の議案として提案されることが明らかになりました(表参照)。
詳細については、11月13日以降に開催が予定されている議案説明会で公表されます。船橋市は、この値上げを「使用料・利用料の受益者負担の適正化を図る」などと説明し、公共施設を利用する市民が、まるで「特別な利益」を受けているかのように扱います。
しかし、公共施設の建設費も、維持管理費も、人件費も、市民の税金によって賄われているものです。公共施設の利用は、「特別な利益」を得ることではなく、市民の権利です。
市民の大切な財産である公共施設を利用して利益を上げたり、民間事業者に維持管理を丸投げするようなやり方は、本来の「行財政改革」とは無縁のものです。
日本共産党は、こうした市の「行財政改革」を止めるために、市民の皆さんと力を尽くします。

無料法律相談 11月20日(水)/12月4日(水)/1月15日(水)
船橋市中央公民館