ミニにゅうす 1013号 2021年7月26日

新型コロナワクチン集団接種
地域偏在の解消を

 船橋市は当初、個別方式のみでワクチン接種を進めましたが、接種の遅れや医療機関での混乱を招きました。その後、市民からの批判を受け、6月27日から集団接種を開始しました。
 しかし、会場は偏在しており、南部・西部地域には各2ヶ所ありますが、新京成沿線の地域には北部公民館(豊富町)しかありません。北部公民館での接種は日曜のみで、あっという間に予約枠が埋まります。
 同じく中核市の八王子市では、平日は公共施設や民間施設、日曜に小中学校の体育館を会場とした大規模な集団接種を行い、ワクチン接種を素早く進めています。
 質疑でこうした事例を紹介し「抜本的に集団接種会場を増やすべきだ。東部公民館などで平日夜間の接種を行う事」を提案しました。
 市は「既存の集団接種会場の予約状況や、接種全体の進捗状況などを見て検討する」と答えました。

とり残された高齢者の接種サポートを

 市は7月末までの高齢者の接種完了をめざし、各医療機関で8月以降に予約している人について個別に前倒しができないか、医療機関と調整しています。
 問題は当初の混乱で接種を諦めた高齢者です。64歳以下の接種も始まる中、取り残されかねません。
 習志野市は65歳以上で1回目接種の予約が済んでいない人に対し、接種日時と場所を指定する通知を送りました。参考にすべきではと質問したところ、市は「他市のとりくみ状況を把握し、今後の研究課題としたい。まずは民生委員の活用で実態を把握、分析し、接種に繋げる仕組みづくりができるかを研究したい」と答えました。

移動支援も必要では

 同様に問題になるのが移動手段です。船橋市内でも東部・北部などで移動支援が必要ではないかと質しましたが、市は「助成は考えてない」と答えました。
 そこで「交通不便地域に住んでいる人はいないという認識か」と質したところ、「実態を把握できていない」としか、答えることができませんでした。
 船橋市は都市部とはいえ、交通不便地域に住む市民は少なくありません。医療機関の数も地域ごとに格差があります。新型コロナのワクチン接種は、こうした問題も鮮明にしました。誰ひとり取り残さない市政を今後も求めていきます。

 

小学校の近隣で警察の訓練に土地を無償で提供?!

 2017年に市が買い上げた二和向台駅前の国家公務員宿舎跡地は、船橋北部地域にフェイス並の機能を持たせた出張所や、児童ホーム、防災公園などをつくる計画でした。(図参照)
 ところが、未だ手付かずで荒れ放題の宿舎跡地を、警察の訓練のために無償で貸していることが共産党の質問で明らかになりました。市は、「建物損壊がないか、月に1度、報告をしてもらっている」としながらも、訓練の頻度や、内容も把握していませんでした。「小学校のすぐ前で、重装備の警官による訓練などは直ちにやめさせて、市民が活用できる公園などに整備することが市の役割であり、責任だ」と質しました。
 「新しい生活様式に移る中で、事業も検討する必要がある」との答弁がありました。事業内容が大幅変更にならないよう、今後も注視が必要です。

無料法律相談 8月19日(木)/9月15日(水) 船橋市中央公民館