守ろう!絶滅危惧種の鳥がくる三番瀬
今年3月、環境省は5年ぶりに野生生物の絶滅の危険度をまとめた新たなレッドリストを公表しました。三番瀬でおなじみのハマシギやウミネコが絶滅危惧種に追加されました。
5月、三番瀬には絶滅危惧種のシロチドリ、オオソリハシシギ、ハマシギ、ウミネコ、コアジサシ、コサギ、準危惧種のスズガモ、キョウジョシギ、トウネンが飛来していました。田久保晴孝氏(モニタリングサイト1000シギチドリ委員)によると三番瀬にはレッドリストにのる野鳥が51種飛来しており、そのうち絶滅危惧種は35種にもなるとのことです。野鳥の生息地である三番瀬の重要性は明らかです。
しかし、この三番瀬は今、かつて10万羽以上飛来していたスズガモは、2011年6万羽、2024年3万羽と減少、干潟で採食するシギ、チドリも減り続けています。
市の認識を聞くと環境部長は「市自然環境調査では、ハマシギなど鳥類の減少が確認され、三番瀬の自然環境の状況は劣化傾向がうかがえた。湿地の状態を総合的に判断するため、今後は底生動物等の個体数等も含めた生息状況を経年的に把握するなど、三番瀬の環境についてモニタリングの実施を検討したい」と答えました。
さらに現在、三番瀬に飛来する野鳥に重大な影響を与えることが心配される新湾岸道路計画が進行中です。三番瀬の再生計画と整合性図ると言いながら、事業を進める県は現在の三番瀬の自然環境調査を行っていません。調査をするまで新湾岸道路計画への協力をやめるよう市に求めました。市は「三番瀬再生計画との整合を図るという観点からも、鳥類だけではなく、底生生物についても調査を県へ要望する」というものの「新湾岸道路は本市として必要なものであると考えている」と、新湾岸道路計画を推進する姿勢です。
新湾岸道路よりラムサール登録を
三番瀬の自然環境を守るため、渡り鳥の生息地・湿地を国際的に守るラムサール条約への登録が重要です。2028年の締約国会議で条約登録されるよう船橋市から手を上げることを求めました。しかし市は「本市を含む近隣4市、千葉県、市民団体、漁業協同組合等との意思統一が図られていない状況のため、現時点では三番瀬のラムサール条約登録は難しい」と後ろ向きです。
三番瀬を未来に残すことは、野鳥たちが訪れる豊かな自然環境が残された海を残すということです。市民の力で三番瀬を守りましょう。日本共産党も力を尽くします。 |