• 「F(エフ)プラン」をもっと良いものに

     船橋市男女共同参画計画(通称「Fプラン」)の第5次策定に当たり、日本共産党市議団は市長宛ての要請書の提出、および関係各課との懇談を6月26日に行いました。
     「Fプラン」は男女が互いにその人権を尊重しつつ、共に責任を分かち合い、男性も女性も個性と能力を十分に発揮することができる男女共同参画社会の実現を目指して2001年に初めて策定されました。市はこの計画に基づき、男女共同参画を推進するための様々な施策を実施することになっています。2022年度から今年度までが現行の第4次の計画期間であり、来年度からの新計画策定に向けての取り組みが、昨年度から始まっています。
     今回の要請は現行の第4次計画に追加すべきもの、さらには3月に出された「第5次船橋市男女共同参画計画 体系案」への修正などがその内容です。
     市議団の要請文はこちらからお読みいただけます。
     第4次計画、さらに「第5次体系案」などは市のHPに掲載されています。

    船橋市第4次男女共同参画計画
    https://www.city.funabashi.lg.jp/kurashi/danjyokyoudou/001/p102632_d/fil/1.pdf
    第5次計画体系案
    https://www.city.funabashi.lg.jp/shisei/jouhoukoukai/004/02/0050/p146041_d/fil/05-2.pdf

    「機会」の「公平」ではなく「結果」の「平等」を

     今回の要請は36項目ですが、特に共産党市議団は計画の目的の変更を問題視しました。第4次では「人権が尊重され、男女が平等である社会」だったものが第5次案では「性別にかかわりなく公平な機会のもと、誰もが笑顔で暮らすことのできる社会」になっています。「男女」に限定されない「性別にかかわりなく」への変更は性的マイノリティが含まれることになり、とても良いことです。しかし「人権」を新計画の目的から除くことは認められません。さらに「機会」の「公平」の保障のみを目的としていることは大問題です。「機会」の公平さを保障するだけでは女性への差別が無くならず、「結果」の平等を目指さなければ女性差別が無くならないことはこの問題の基本中の基本です。
     市の各課からはその他、「『官製婚活』の何が問題であるかを学ぶ」などの前向きな発言を聞くことができました。
     第5次の素案が秋に確定し次第、12月頃に市はパブリックコメントを予定していますが、それを待たずに市民の皆さんも積極的に意見を市にお寄せになることをお勧めします。ジェンダー平等な船橋市政をご一緒につくっていきましょう。

    FプランのPDFはこちらから

    ナフサショック 商工業・農業関係者のみなさんと懇談しました

    一日も早い物価高騰対策を

     「あと2か月この状態が続けば廃業するしかない。」
    「このままでは、植えるか飢えるかになる。」
     これは、市内事業者や農家の皆さんから寄せられた切実な声です。
     日本共産党船橋市議団は、市内の建設業、製造業、農家などを訪問し、物価高騰や資材不足による深刻な実態について、直接お話を伺いました。
     建設業では、断熱材や塩ビ管、塗料などの資材不足や価格高騰により、工事の継続が難しくなっています。製造業では原材料不足や価格高騰が経営を圧迫し、やむを得ない製品の値上げによって、長年取引を続けてきた事業者との取引継続も難しい状況です。
     農業では、肥料不足への不安が広がっています。尿素やリン酸肥料は中東地域から輸入されるものも多く、ホルムズ海峡が封鎖されれば、日本への輸送が滞り、農業生産にも大きな影響が及びます。
     こうした実態を受け、6月議会で、一日も早い物価高騰対策を求めました。

    市は9月補正を想定

     6月5日、国は物価高騰対策として重点支援地方交付金を措置し、船橋市には約1億6600万円が配分されることになりました。すでに、配分が決まっているなら、ただちに、追加の補正予算を検討すべきです。残念ながら、市は「具体的な支援策を検討したうえで、9月議会への補正予算提案を想定している」と答弁しただけでした。
     しかし、支援を必要としているのは、9月ではなく、「今」です。
     日本共産党船橋市議団は、これからも市民や事業者の皆さんの声を直接伺いながら、一日も早く必要な支援が届くよう取り組んでいきます。

     

  • 2026年3月議会開かれる
    中学校の給食無償化見送り
    大規模開発優先 財界言いなりが鮮明

     2月13日から3月25日までの41日間、2026年度予算を審議する3月議会が開かれました。日本共産党は全5人の議員が本会議で登壇、論戦を行いました。
     新年度の一般会計は下水道料金の値上げの1年延期など、評価できる部分もありますが、国保料の値上げ、海老川上流地区開発(メディカルタウン構想)推進など、住民福祉より大規模開発を優先する財界言いなりの姿が鮮明です。自民・公明・民主などの賛成多数で可決されましたが、共産党は反対しました。
     千葉県保育問題協議会が提出した、保育士配置基準の引き上げ完全実施に向けた(国への)意見書提出を求める陳情は、共産や民主、飛翔、無所属3人が賛成したものの、22対26の反対多数で不採択に。保育の現場や子育て世帯の切実な要求に背を向ける、自民・公明の姿が露わになりました。

     市長が提案した今年度の一般会計は前年度比138
    億4千万円、5・4%増の2706億4千万円と、過去最大です。下水道料金や公共施設使用料の値上げ延期、平和事業の拡充、市役所の女子トイレ10基以上の増設、危険な踏切や歩道・公園・教育環境の整備、保育所の増設など、市民の切実な要求が一定、反映されました。
     しかし国民健康保険料の大幅な値上げに加え、海老川上流地区開発の関連費22億円が含まれるなど、市民に背を向け財界に奉仕する予算です。その22億円には、全体整備費が当初見積りの50億円から約100億円に倍増した、東葉高速鉄道の新駅整備の負担金、約8億8千万円も含まれます。
     約8億3千万円でできる中学校給食の完全無償化も見送られました。国による小学校の給食無償化と同時に、党市議団が求めていた不登校やアレルギー等の理由で給食停止中の児童の保護者に対する給食費相当額の給付が行われますが、そこまでに留まります。昨年度末の財源調整基金の残高は、剰余金の積み立て前でも168億円にもなり、やりくりすれば中学校給食の無償化も可能です。
     共産党は3月18日、一般会計予算の組み換え動議を提出し、要求実現の必要額を議会で明らかにしました(左表参照)。採決で組み換え動議に賛成したのは共産党のみであり、否決されましたが、実現に向けて引き続きがんばります。

    一人あたり平均1万3500円
    国保料 大幅値上げ

    船橋市立医療センター
     国民健康保険料の大幅値上げが自民・民主・公明など、オール与党の賛成多数で可決されました。被保険者一人あたりの平均で、年1万3500円もの負担増です(国保料9500円+子ども・子育て支援金4千円)。2018年度からの通算では同3万500円です。市民生活と地域経済に大打撃です。
     市は「相応の受益者負担」としますが、世帯構成によっては協会けんぽの1・7倍~2倍もの保険料になります。傷病手当金も出産手当金もないのに、高負担化は一片の道理もありません。
     国は低所得者の国保料を軽減していますが、その対象基準も低すぎます。年収240万円、子1人のひとり親家庭でさえ軽減されません。共産党は本会議で値上げ撤回に加え、「さいたま市のように独自の減免拡大を」と提案しましたが、市は「今は考えていない」と拒みました。
     市の計画では2028年・2030年度も値上げの年です。国庫負担の増加とともに、市も全国有数の財政力を活かして値下げに取り組むべきです。

    メディカルタウン(海老川上流地区区画整理事業)
    下流部の被害が新たに発覚

     海老川上流地区区画整理事業は、ハザードマップでも浸水・洪水の想定区域に指定されている軟弱地盤の地域で実施される開発事業です。そのため住民説明会では、災害防止対策について多くの不安や質問が出されてきました。
     千葉県の都市計画審議会からも市民への説明を行うよう意見が付され、船橋市は洪水・浸水の影響調査を実施し、2022年8月に「下流域の浸水は概ね減少する」と説明してきました。
     しかし、市民や議会に報告されていない「浸水継続時間が広範囲で増加している」データの存在が判明し、その公表と説明を行うよう、船橋市に求めました。
     市は、本町・湊町・宮本・南本町などで浸水時間が長期化し、24時間以上となる地域も新たに生じると答弁しましたが、住民への周知は行わないとしています。こうした地域は、過去に甚大な水害を受けた地域であり、データを隠したまま事業を進めることは許されません。

    地震や災害時
    二次災害から市民を守る施策を

     2024年に起きた能登半島地震で発生した輪島市大規模火災の原因は、「ストーブなどの火気器具ではなく、停電が復旧した際、スイッチが切れていない電気機器による通電火災が原因だろう」と総務省消防局が発表しています。
     国は通電火災による二次被害を防ぐために、「感震ブレーカー」の復旧促進を推奨し、本市も条例にその旨が追記されることになりました。市民からは感震ブレーカー設置の補助を求める声も届いています。
     日本共産党は、目黒区や中野区、柏市など、無料配布を実施している自治体にならって、本市でも経済力に左右されず設置できる支援をもとめましたが、市の答弁は「まずはポスターなどで、『感震ブレーカー』の周知に努める」にとどまりました。
     一方で、日本共産党はこの間「市の防災計画には、女性目線が不足している」と指摘してきましたが、新年度予算に「防災女性モニター」の設置が盛り込まれました。さらに、「モニターに留まらず、『政策立案・決定のできる立場の市の女性職員によるチームの結成』が必要」と強く求めました。
     二次災害を防ぐ施策を今後も求めていきます。

    本気度が問われる
    保育の待機児童解消

     「夫婦ともにフルタイムで働き、同居親がいないのに保育園入園が不承諾だった」との保護者の声が届き待機児問題が深刻な状況です。待機児の解消を求めました。
     地域子育て部長は、「入所申請者は4060人、1次判定の承諾2847人、不承諾1213人だった。様々な観点から待機児解消に向けた取り組みが必要だと認識している」と答えました。
     新年度、市は私立認可保育園5園と小規模保育所5施設を整備予定です。しかし保育士不足が深刻で、施設があっても受け入れられない問題が起きています。昨年4月には公立保育園で保育士が46人足りず、160人の待機児童を出し、今年はさらに受け入れ人数が減っています。給与が都内の公立園より低い市立保育園保育士確保が困難となっています。
     施設の増設も、保育士確保も本気になって取り組むべきです。

     

    3月の船橋市議会
    議案・日本共産党提案の意見書(発議案)・主な陳情への態度


    共産=日本共産党(5人)、民主=市民民主連合(議長を除く9人)、公明=公明党(1名欠席で8人)、結=結(8人)、清風=清風会(5人)、飛翔=飛翔(5人)、市政=市政会(3人)、無所属(4人)は・三・佐・朝=議員の頭文字
    【○=賛成 ×=反対 退=退席 欠=欠席】

    議案等に対する各議員の賛否についてはこちら